「最後に質問は何かありますか?」と聞かれた時、なんでもいいから何か聞かなきゃとその場で思いついたことを話していませんか?
もちろん何も言わないよりはいいのですが、その場で思いついたことだと”なんとか聞こうとして聞いた”感が出てしまい、かえって評価を落とす可能性があります。
そこで今回は逆質問の用意の仕方についてまとめたので、当日焦らないために是非ご活用ください。
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1.転職面接で逆質問をされる意図
1-1興味があれば質問は出るもの
好きな人の好きな食べ物や好きな映画、休日の過ごし方など気になりますよね?それと同じで企業にも興味を持ったら色々聞いてみたくなるはずなんです。
転職面接で逆質問となってくるとまた状況は少し変わってきますが、基本的に面接官は逆質問が出て来ないと興味を持たれていないと感じる人が多いです。
また企業も熱心に働いてくれる人が欲しいので、より深く興味を持ってくれた人を採用します。
1-2いかに準備をしているかを見ている
とはいえあまり調べずに面接に行ったのであれば、逆質問は出てこないか、的外れなものになる可能性が高いです。
仕事の出来る人は総じて何事にもしっかり準備をするので、いかに準備をしているか、いかに仕事をよりよくできるかも見られています。
2.逆質問はどうやって用意すべき?
2-1企業研究から疑問に思ったこと
1番良いのは会社をネットなどで調べ、そこで気になる点があったら聞くのが良いでしょう。
しかしこれにも注意点があり、その問題点が面接途中で解決されてしまう場合があります。
2-2固定の質問を持っておく
もちろん準備は大切ですが、何社も面接しているとどうしてもそこに対する質問が出てこない時もあります。
そういった際にどこでも聞ける質問を用意しとくと、何も思いつかず終わると言った最悪の事態はなくなります。
【固定の逆質問テンプレート】
- 入社させていただいたらどのような流れで業務に就くのですか?
→研修や実際の業務について知れる
- この会社では優秀な人をどのようにして会社に留める努力をしていますか?
→優秀な人が多い会社はもちろん良いわけで、そこにどう努力しているのかを聞くと、向上心もあると思われます
3.企業研究から逆質問を用意する方法
3-1競合他社を引き合いに出す
競合他社はネットで「〇〇社 競合」などと検索すれば出ます。
そしてそれを引き合いに出した質問はその企業を知る上でかなり役に立ちます。
しかし「△△社との違いはなんですか?」と聞いてはいけません。
「御社と△△社は似たようなことをしていると思いますが、私は××の点で違うと思っているのですが、この点についてはどうお考えになりますか?」と言ったように、自分で考え仮説を立てて質問すると、仮説を立てられる人という評価も得られるのでおすすめです。
3-2沿革からキーポイントを探る
企業HPを見ると沿革と言って、企業が歩んできた歴史を見ることが出来ます。
そこに関して印象的なこと、例えば上場をした際の思いなどを聞いてみるとその企業が大切にしている思いなどが分かったりします。
「〇〇年に上場されたかと思うんですが、上場することでもちろん資金集めもしやすくなると思いますが、一方で会社外の声というものも気にしなくてはならなくなったと思うのですが、そこに関してどう考えていましたか?」など人事面接ではまだ上場時にその人事が入社していない可能性がありますが、役員などにおすすめです。
4.しない方がいい逆質問
4-1人事などの入った理由
人が働く会社を選ぶ際に、様々なバックグラウンドがあり、いろんな観点からその人独自の判断を下して決めます。
そのため一言では言い表しにくいという点とそういう人もいると知ったところで何がしたいのかと言った点から、この質問はしない方がいいです。
4-2調べたら分かること
調べたら分かることを判断するのが難しいですが、出来るだけ調べ尽くして分からないことを聞きましょう。
また調べたら分かるかもしれない質問をしたい場合には「もしかしたら調べれば分かることかと思いますが、実際に働いている人の意見としても聞きたかった」などリアルでなければ得られない情報という付け足しをしましょう。
まとめ
とにかく逆質問はするべきですが、行き当たりばったりでしてはいけません。
逆質問に少しでも不安がある場合は、上記を参考にしていただき、もしそれでも難しいようならエージェントに相談してみましょう。
面接練習をしてくれるエージェントでもあまり逆質問を取り上げてはくれないので、自分から動くことが大切です。