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転職には企業研究が最重要
転職をしようとなった際、しっかり自分に合った結果の出せる企業から内定をもらう自信ありますか?
人や企業によって合うやり方は変わってきますが、ちゃんと自分に合った企業を探す、面接での通過率を上げるためには企業研究をしていく必要があります。
ただ多くの人は転職の企業研究のやり方を間違えています。
転職の企業研究も、間違えたやり方や、合わないやり方を続けていると、なかなか内定が出ず「結局自分ってこんなもんなのか」自己嫌悪にもなってしまいます。
今回はそうならないために、どこよりも詳しい具体的な企業研究の仕方をまとめたので、企業研究のやり方がしっくり来ていない人はぜひチェックしてください。
これを見てそのまま企業に当てはめることで企業が丸裸になるようになっているので、ぜひ転職の企業研究にお役立てください。
転職に企業研究が大切な理由
転職の企業研究をしていくにあたって、まず企業研究がどう役立つのかを紹介していきます。
ここをはっきり理解せずに企業研究を進めていくと、「結局どこまでやればいいんだ」となってしまうので、しっかりチェックしていきましょう。
自分と企業の相性を見る
企業に良い悪いもなく、より良く働けるかは結局相性です。
一般的にブラック企業と言われるようなところでも、大きく活躍する人はいますし、誰もがうらやむ有名大企業でも鬱になってしまう人もいます。
そういったようにあなたに合う企業もそれぞれなので、しっかり企業のことを分かっていかないと、より良く働くのは難しいでしょう。
よって転職の企業研究はその企業の良いところ悪いところを言語化でき、自分に合うかしっかり判断していけるところまでやっていくべきと言えるでしょう。
面接を通過しやすくする
転職はもちろん結果も大切ですが、意欲もかなり見られるので、しっかり調べてきたかということは必ず見られるでしょう。
面接官からしても、「なんとなくよさそうだから受けに来た」という人と「○○と△△の点がこの会社にしかなくてそこに惹かれてきました」という人であれば、後者の方が印象が良いです。
事業内容や競合他社との違い、あなたが受けている他企業との違いなど面接で聞かれるので、答えられるようにすると、面接の通過率が上がるでしょう。
惹かれた点だけでなく、競合他社に比べ弱いところなどまで知っておくと、面接で使える材料になります。
的確なアピールができる
嘘はいけませんが、自己PRなどは「企業が求めている人物像に当てはまる自分の面」をアピールしていきます。
あなたにも良いところ悪いところがたくさんあり、30分の面接ですべて伝えられないので、まとめていく必要があります。
転職の企業研究をしておくと、そういったまとめる際にどういう自分の良いところをアピールすれば、内定をもらえるのかといったところを考えることができるでしょう。
転職の企業研究で企業の求めている人物像を明らかにして、そこに当てはまる面をアピールしていくということが、内定をもらえる近道です。
転職の企業研究の具体的な8つのやり方
ここからいよいよ具体的な転職の企業研究のやり方について紹介していきます。
企業研究は転職活動の中でも、特に時間をかけて、じっくりやっていくところなので、しっかりチェックして、色んな方法で企業を丸裸にしていきましょう。
1.企業HPを見る
企業のHPも馬鹿にできず企業によっ、てカラーが出るので、確実に事細かにチェックするポイントです。
以下のようなことをHPから見ていくことでその企業のカラーを知ることができます。
・その企業は何を目標としているのか
・理念 ビジョン
企業HPを見ていくポイントは、他の企業や競合他社と比べて、その企業のこだわりはどういうところにありそうかというところを見ていくということです。
また転職の際の企業研究でも、新卒の採用ページなどを見ることで、よりどんな人を求めているかや、社員インタビューなどを見ることも出来ます。
「○○社 新卒」と検索すれば新卒向けのページも出てくるので、チェックしてみてください。
2.IR情報を見る
IR情報とは株主向けの財務情報などをまとめたものです。
ちょっと難しいので事細かに分析する必要はありませんが、企業の金銭状況がどうなのかを知っておくと、「ちょっとやばそうだから志望度は下げようかな」「自分が入ってこういうところは良くしていけるかもな」と判断できるようになります。
難しいですが、簡単な財務の知識は以下でまとめているので、企業の金銭状況を見る前に以下もチェックしてみてください。
http://stensyoku.com/2017/08/21/%e5%88%9d%e5%bf%83%e8%80%85%e5%90%91%e3%81%91%ef%bc%81%e7%a8%ae%e9%a1%9e%e5%88%a5%ef%bc%81%e8%b2%a1%e5%8b%99%e8%ab%b8%e8%a1%a8%e3%81%ae%e8%aa%ad%e3%81%bf%e6%96%b9%ef%bc%81/
3.会社四季報を見る
会社四季報には業績や事業の展開データ、会社概要や業界内でのシェアなど、客観的な情報を見ることができます。
実際どういうことをやっているんだっけといったところや、その企業の全体的な情報を知ることができるので、転職活動をする際に買ってみてみてもいいでしょう。
また平均年齢や平均年収も載っているので、参考になります。
4.新聞や業界誌を読む
新聞や業界誌を読むことで、その企業の情報というよりは世の中の動きや業界で何が起こっているのかを知ることができます。
業界の動向を知ることができれば、業界の中で自分の志望している企業がどういう立ち位置にいるのか、この業界に飛び込んでも大丈夫そうかなどと言ったことを知ることができます。
今時あまり新聞を見たり、業界誌を見たりする人が減っているからこそ見ておくことで、転職のライバルも仕事のライバルも持っていない情報を持てることになります。
また入社したら必然的に業界の知識や動向は見ていくことになるので、入社後を楽にするという面でも新聞や業界誌を読んでおくことはおすすめです。
5.転職エージェントに行く
企業について知りたい、仕事を選ぶ判断基準が欲しいという点では転職エージェントに行くことも企業研究に繋がります。
転職エージェントに行くことで、第三者からの目線で企業について紹介してもらえるので、また違った視点からの情報を得ることができます。
さらに転職エージェントは面接対策などもしているので、競合他社との違いをより明確に教えてくれる可能性が高いです。
似たような企業や、その企業を受けている人が良く受けている企業も知ることができるので、転職エージェントに行くと、仕事選びの軸が定まりやすくなってきます。
転職エージェントについては以下の記事でまとめているので、こちらもチェックしてみてください。
6.イベントに参加する
就職活動で合同説明会があったように、転職にも合同のイベントがあります。
俗にいう転職フェアと言うものですが、こちらも活用の仕方によってはかなり良い企業研究になります。
転職フェアの良いところは以下の通りです。
・短時間で色んな人事担当者の話を聞ける
・掘り出し企業を見つけられる
転職フェアはとりあえずで言ってしまうとただ疲れて終わる場合がありますが、目的を持つことで良い企業研究ができます。
転職フェアについては以下で詳しくまとめているので、気になった方は以下もご覧ください。
7.ネットの口コミを利用する
ネットが発達しているからこそ口コミが大切になってきます。
ネットショッピングをするときも、その販売元からの情報だけでなく、口コミを見ますよね?
仕事選びはネットショッピングほど単純ではありませんが、確かな口コミを見ることで企業研究は進みます。
・評価制度や昇進について
・給料の妥当性について
などの企業から出している情報だけではわからないことも載っています。
ぜひチェックしてみてください。
転職の企業研究で口コミを利用することに関してはこちらでまとめているのでこちらもご覧ください。
またすぐ口コミを見たいという人は、こちらに口コミをまとめているサイトを貼っておくので、こちらを利用してみてください。
8.実際に人に会いに行く
志望している業界にしろ企業にしろ、そこで働いている人の話を聞くことは深い情報を得るのに非常に役に立ちます。
企業もやはり不都合な情報は出しませんし、ネットの口コミもあまりにネガティブなものは訴えられる可能性もあるので載せません。
そういったときに口頭であれば、素直な情報が聞ける可能性が高いです。
まず自分の人脈をたどってみて、いないようであればSNSでも簡単に繋がれるので、その業界や企業の人と会ってみましょう。
面倒ではありますが、より良い職場を探していくためには絶対にやった方が良いですし、転職の不安の減っていきます。
転職のみならず新しい視点を得られるかもしれないので、ぜひ人に会いに行ってみてください。
転職の企業研究のポイント
転職の企業研究の具体的なやり方について紹介していきましたので、今度はそれをしていくにあたって必要なことを紹介していきます。
ポイントをしっかり抑えることで、より企業研究が進み転職もしやすくなり、ミスマッチも起こりにくくなるので、しっかりチェックしていきましょう。
情報の正確さを判断する
今時本当に色んな情報があります。
情報過多な時代だからこそ情報の質を判断していく必要があります。
ネットの情報も例えば仮想通貨について書かれていることも、
・実際自分でやってみた経験を書いている人
・仕事としてやっていて書いている人
・色んな勉強をして書いている人
などこの中に2つ3つ当てはまる人もいると思いますが、色んな人が情報を載せています。
情報が果たして正しいのか、自分にとってその情報は重要なのかを考えていく必要があります。
働いてからのことも見通す
面接を通過して内定をもらえればいいのであれば良いのですが、本当の目的は違いますよね。
「転職をして、より良く働けるようになる」ということが目的だと思います。
より良くというのが人によって違うので、考えていく必要がありますが、例えば年収1000万という目標があって転職をしているのであれば、転職先で結果を出すことが必要になってきます。
そういった場合は転職先で結果を出すためにはどんな情報が必要か、何ができればいいのか、ということまで企業研究していくと、理想に近づくことができます。
また新卒ほど研修もしっかりしていないので、より良く働いていくためにはどの情報が必要か考えて企業研究をしていくと、良い企業研究ができるようになります。
面接で活かせるようにする
当たり前ですが、企業研究をしっかりしておくと選考の際に非常に役に立ちます。
志望動機も企業の良いところを言うのではなく、「今御社はこんな状態ですよね?私はこういう強みを持っているので、御社をこういう風に変えていきます」というアピールが正確であると内定が出る可能性が非常に高いです。
面接で活かせるよう、志望動機や競合他社との違い、また自己PRにもからめていけるので、そういった面接で活かせるようなるまで企業研究をしていきましょう。
そう考えると以下のことが大切なのが分かってくると思います。
・競合他社との違いや業界での立ち位置
・職場の雰囲気
・企業理念やビジョン
ただ気になったことを見るのではなく、面接で活かすということを常に念頭に置いて、企業研究をしていきましょう。
転職の企業研究のポイントについては以下で詳しくまとめているので、より企業研究について知りたい方はこちらもチェックしてください。
転職でも企業研究は最重要!
今回は転職の企業研究の具体的なやり方について紹介しました。
転職でも企業研究は非常に重要です。
企業研究をしっかりしていくことで、自分により合う企業を見つけられますし、面接も通過しやすくなります。
また企業分析は業界や規模、職種などによって変わってきますが、自分の軸を作り情報をできるだけ集めて、考えていくとより良い企業を見つけることができます。
良く知らないのに「入りたいです」とも「御社の役に立てます」とも言えないと思うので、しっかり企業研究をしていきましょう。