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完璧主義は仕事ができない?
あなたは自分のことを完璧主義だと思いますか?
完璧主義は細かいことが異常に気になってしまったり、脳内反省会をしていたりして、疲れてしまうといったことがあるでしょう。
ある程度は、普通の人でもあることですが、細かいことが気になって仕方がなかったり、脳内反省会を良くする人は完璧主義な可能性が高いです。
こだわりが強いのは良いことですが、あまり完璧主義が過ぎると疲れてしまったり、失敗が怖いがゆえに動きが遅くなり、仕事で成果を上げにくくなってしまうでしょう。
今回はそういった
- 完璧主義になってしまう原因
- 完璧主義を直す方法
- 失敗を異常に恐れないようになる考え方
について実際完璧主義が強かった人が実践してみて効果があったことを調査をしてそれに基づいてまとめました。
完璧主義だと思う人、失敗が怖くて仕方がない人はぜひチェックしてください。
完璧主義過ぎると仕事が出来ない
完璧主義か細かいところにこだわりがあって気が使えるかの違いは失敗を恐れているかというところです。
失敗を恐れすぎていると、完璧主義になり仕事ができなくなってしまいます。
前に進むスピードが遅くなる
完璧主義が過ぎると、失敗しないために細かいところを一つ一つ時間をかけてチェックしていくので、仕事のスピードが遅くなってしまいます。
あまりに細かいことにこだわりすぎて時間を使ってしまうと、仕事のスピードが遅くなり自分にもストレスがかかります。
失敗を恐れすぎていては成長も遅くなってしまいます。
よほどのポジションでない限り失敗して学ぶということをしていくことで、挑戦→改善の流れができ成長していきやすいでしょう。
細かいことを気にしすぎる
完璧主義だと細かいところを気にしすぎてしまい、時間も使いますし、締め切りに追われストレスが溜まってしまいます。
細かいところを気にする場面もあるかと思いますが、人の言葉のちょっとした表現をいちいち気にしていたり、字の綺麗さを気にしすぎて時間をかけて字を書いたりしている人は実際の目的よりも見た目を気にしてしまっているので、仕事が出来ないと言えるでしょう。
指摘を素直に受け入れられない
完璧主義で失敗が怖い人はそもそも失敗を恥だと思っているので、恥ずかしさや失敗を認めたくなく、指摘を素直に受け入れられません。
成長していくにはこの感覚が非常に邪魔になってしまい、なかなか仕事ができるようになっていきません。
人は振り返りをしていかないと成長していきませんし、指摘を受け入れられない人は、現状を正当化してしまい、仕事が出来るようになっていけないでしょう。
と考えてしまいがちなので、素直に受け入れることができません。
優秀な人でも失敗しますし、むしろ成功者ほど多く失敗をしています。あまり失敗を恥と考えないようにしていきましょう。
完璧主義な人の特徴
ここから完璧主義な人の特徴を紹介していきます。
当てはまっている場合仕事ができないと思われている可能性が高いので注意していきましょう。
よく罪悪感を感じる
完璧主義な人は良く罪悪感を感じます。
根底に100%出来ていないとダメ、ミスが少しでもあったら評価が激減すると考えてしまっているので「大丈夫だったかな」「ミスがなかったかな」と心配になってしまいます。
以下のような考え方をしているので、罪悪感を感じています。
・物事を減点方式で考える
・人を基本的に敵として見ている
冒頭で話した脳内反省会をしてしまう人なんかもこういった特徴に当てはまります。
完璧主義は100%できることが当たり前で、ミスをするたびに減点していく考えをしています。
基準が高いという意味では良いことですが、気にしすぎるとストレスをため効率よく働けなくなってしまうでしょう。
細部に異常に時間をかける
完璧主義な人は、必要のないことに多大な労力をかけがちです。
完璧主義の人は常にミスがないかを見ているので、細かいところに集中してしまい本来の目的を忘れてしまったり、全体を俯瞰してみることを忘れてしまいがちです。
もちろん細心の注意が必要で、細部に時間をかける仕事もありますが、ほとんどは必要のない労力を使っているでしょう。
細部ばかりを気にしてしまい、大枠が見えなくなってしまった経験がある人は完璧主義で失敗を恐れているかもしれません。
自意識過剰で他人の目が気になる
完璧主義で失敗が怖い人は自意識過剰で人の目を気にしすぎています。
また過去に以下のようなことがあると自意識過剰になり、人の目が気になってしまいます。
・細かいところを良く注意された
・失敗して否定されたり仲間外れにされた
人の目を気にしすぎるとストレスが溜まりやすくなりますし、やりたいことからも遠ざかってしまいます。
理想が高い
完璧主義な方には、理想が高いといった特徴もあります。
理想が高くそこに目指していくのは良いことですが、あまり高い理想や無理な理想を掲げていると、心身ともに疲れ切ってしまうので、あまり理想を上げすぎてそこにすぐに向かおうとするのは考えものです。
他人との比較をするのではなく自分が一歩一歩進んでいくように目標を立てていくことで、完璧主義の傾向は薄くなっていきます。
失敗を異常に恐れている
完璧主義な人は完璧でないとダメと考えているので、失敗を異常に恐れます。
ミスを絶対してはいけない細かい作業などをやらせたらいいのですが、新しいことを考えたり、創造的なものになると、失敗や否定を恐れ、動きが遅くなってしまいます。
失敗は誰でも怖いものですが、失敗したら数時間そのことばかり考えてしまう、ちょっとした失敗も見過ごせないといった人は完璧主義と言えるでしょう。
100か0かの考えをしている
物事を減点方式で見てみて、失敗を許せないので、自分なりに完璧にできているもの以外は0として考えるので、出来ているか出来ていないかで考えてしまいます。
完璧を求めていく姿勢は素敵ですが、それ以外を0としてしまうと、失敗に恐れ動きにくくなりますし、自尊心も下がっていってしまいます。
3.完璧主義を直す方法
完璧主義は激しい場合直していく必要がありますが、それこそあまり気にしすぎてもいけないでしょう。
ここから完璧主義の直し方を紹介していくので参考にしてください。
合格点を決める
あれもこれもとすべて完璧を目指すのではなく、こことここと抑えていればOKといったように合格点を決めて物事をやっていきましょう。
完璧を目指していくことも大切ですが、完璧にこだわりすぎると、挫折をしてしまったり、疲れてしまうので、ある程度の合格点を決め少しずつ進めていく癖をつけていきましょう。
他人との比較はできるだけせずに自分なりに一歩一歩進んでいけるような合格点を決めていくことでより良く仕事をしていけるようになります。
また合格点を決めて、そこまで到達することができたら、自分にご褒美を買うなど自分をほめてあげることも大切です。
自分を責めない
失敗は誰にでもありますし、むしろ成功者や自己実現をしている人ほど多く失敗しています。
失敗した際に「自分って駄目だな」「なんであの時こうしなかったんだろう」といったように自分を責めてしまうと、より細かいところが気になってしまい疲れてしまうことになります。
振り返りは大切ですが、ダメなところが分かって次回こうしていくということを決めたら、もう必要以上に悩むのをやめましょう。
例え任され仕事でも、断ることも、その仕事自体辞めることもできたはずで、どんなことでも、失敗したということは、挑戦したということです。むしろ挑戦した自分をほめてあげましょう。
目標をしっかり立てる
何か行動をしていく際、何か目的があるかと思いますが、そこをしっかり考えるようにしていきましょう。
目標をしっかり立ててそこに向かって最短距離を考えていくことで、完璧主義で必要のないところに労力を使ったり、下手にストレスを感じることが少なくなります。
完璧主義な人はとにかく頑張ろうとしたり無理な目標を立ててしまいます。
といったことを意識して物事を進めるようにしていきましょう。
まずやってみて判断する癖をつける
時には荒療治も効果的です。良くとる行動や考えは今までの環境や、今までの行動が作っているので、行動や環境を変えていくことで変わっていくでしょう。
完璧主義な人は何かを始める際まず考えたり、失敗を避けようといった思考になります。
そういったのも癖でそう考えてしまっているので、そこを意識してまずはやってみてしまうということをしてみると、完璧主義がおさまっていきます。
もちろん最初は怖いですが、人の性格は習慣や思考の癖でほとんどできているので、勇気をもって一歩踏み出すと変わっていきます。
一歩踏み出すのが怖くてどうしてもできない人はこちらを見てみましょう。
全ての仕事で100%を取る必要はない
全ての仕事で100%を取りに行く姿勢で仕事をしていると確実に疲れます。
サボるのはいけませんが、結果が同じであれば手間は少ない方が良いので、少ない労力で多くの成果を出せるようにしていきましょう。
普通に働いているとこういった少ない労力で多くの成果を出していく思考にあまりならないので、常に意識していきましょう。
・分担して得意なことをやる
・改めて自分の仕事でやっていることを書き出してみる
・自分よりより良くやっている人にコツを聞く
・整理整頓をする
などをして多少抜けるところは抜いて仕事をしていきましょう。
意外と手を抜いていても周りは見ていません。
手を抜いて不都合が起こるようであれば改善していけばいいのです。
失敗が怖くなくなる考え方
完璧主義は失敗が怖くて、人の目を気にしすぎていることが原因である可能性が高いです。
ここからは失敗が怖くなくなる考え方を紹介していくので、しっかり心に留めていきましょう。
意外と人は見ていない
あなたの隣に座っている人の失敗を、事細かに覚えていますか?
自分は恥ずかしいと思っていても意外と人は見ていません。
人の相談を聞いていても「そんなに気にすることじゃないんじゃ」と思うことが結構ありますよね。
人は見ていないのですが、自分のことだから大きく感じ恥ずかしくて嫌になってしまいます。
そういった際に自分がした失敗を自分ではなく自分の大切な友人がしたらどういった声をかけるか考えるようにしていくと、失敗のダメージは減っていきます。
みんな失敗は怖い
とはいえ失敗はみんな怖いんです。
怖がっていないだけで強気なマネージャーも、強面な部長も失敗は怖いんです。
みんな怖いながらも動いていくことで成功していきます。
失敗を怖がること自体悪いことと思ってしまうと、より失敗を避けようとして完璧主義が強くなってしまうので、みんな失敗は怖がっているということも心に留めておきましょう。
怖がることや面倒なことは、みんなやらないので、ライバルが少なく、簡単に上に上ることができます。
失敗した分成長する
むしろずっと失敗しないと自己流を貫きどんどん間違った方向に行ってしまう可能性があります。
あなたのまわりにも指摘に反発しすぎて誰にも注意されずに変な方向に行っている人いなかったですか?
失敗を自覚することで、次回は失敗しないようにしようと考えることができるので、成長していきます。
またただ言われ仕事をやるより、自分で身をもって失敗した方が改善します。
例えば接客の仕事をしていて上司から
さっきの対応まずいぞ。クレームになる可能性あるから気を付けて。
と言われるより
実際にクレームになって怒られた方が次回から気を付けようとなりませんか?
実際に動いて失敗したすると非常に多くのことを学べるので、短期的に恥ずかしかったり、ストレスが溜まったりはしますが、長期的には成長していけます。
失敗を恐れて動かないことの方が後悔する
やった後悔よりやらない後悔の方が残るなんて言われますが本当にそうじゃないですか?
学生時代に勇気を出して好きな異性に告白すればよかった、もっと自分に素直になってやりたいことをやればよかったなんて思いません?
また死ぬ前にやり残したことを聞くと「もっと自分らしく生きればよかった」などしなかったことを後悔します。
看護師が語った、死の直前に誰もが口にする「後悔のことば」
01.もっと自分らしく生きればよかった
02.あんなにガムシャラに働かなくてもよかった
03.言いたいことははっきりと言えばよかった
04.もっと友達と連絡をとればよかった
05.もっと自分の幸せを追求すればよかった
(出典)看護師が語った、死の直前に誰もが口にする「後悔のことば」
また今後の時代は言われたことを素直にやっていく人はどんどん機械に仕事を奪われてしまうので、失敗を恐れて動かないと能力的にも後悔することになります。
挑戦していきましょう。
完璧主義を直そう!
今回は、完璧主義な人の特徴や、直し方について紹介しました。
完璧主義は良い側面もあるので、完全に直していく必要はありませんが、あまり完璧主義が過ぎると疲れますし、仕事の成果にも影響が出てしまいます。
理想を高くして高みを目指すなどは気持ちとして残しつつ、0か100かなどの思考はなくしていき、ストレスを溜めないようにしていきましょう。
自分の完璧主義の気持ちをうまく操ることで、圧倒的な成果が出せるようになります。