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転職のいろは

第二新卒ってやばい?就職から3年以内の転職でしておくべきこと!

第二新卒ってやばいの?

新卒で入社して3年以内に転職をする人のことを第二新卒なんて言い方をしたりします。

新卒至上主義が強く、若年層の転職にあまりいいイメージを持っていない方が多く「第二新卒はやばい」と言われがちです。

ですが今は第二新卒と言われ新卒入社で1~3年で転職をする人の需要もかなり上がってます

正直企業は相性が大きいですし、やりにくいところにいつまでもいても腐っていってしまいます

自分の未来は自分で守っていく時代なので、入社歴が浅いからといって、考えなく今の会社に残らず、第二新卒になることも含め、今後のことを考えてみてください。

関連記事】第二新卒とは?第二新卒の意味と転職サイトおすすめまとめ!

 

第二新卒はどうやばい?


通常「とりあえず3年」と言われていて、3年以内に転職をする第二新卒はやばいと言われることもあります。

しかし実状はそういうわけでも無くて、第二新卒よりむしろ今の時代合わない企業に何年もいる方がやばいでしょう。

ここでは「第二新卒は本当にやばいのか」といったところをはっきりさせるため、第二新卒の実状について説明していきます。

第二新卒とは

第二新卒とは明確な定義はありませんが、大体新卒入社から3年までのことを言います。

同じような意味で既卒という言葉がありますが、既卒は卒業後職に就いていないことを一般的に差します。

数年前であれば、企業から欲しがられることはなく、世間的にも評価は低かったですが、今は実は結構需要があるんです。

第二新卒ってやばいの?

企業からしたら、第二新卒は基本的なマナーや仕事のやり方を学んでいて、元の会社に染まっていないので、実は重宝されます。

企業に調査しても6割の企業は第二新卒を歓迎していると言われていて、第二新卒でも就職できる企業は8割程度あると言われています。

第二新卒専門の転職エージェントも多くあり、内定率もかなり高いので、やばいとは言えないでしょう。

企業が第二新卒に求めるもの

第二新卒に企業が求めるものは以下のようなものになります。

・入社意欲の高さ
・一緒に働いていける人か
・社風に合いそうか


能力というよりも気持ちや人柄という点を企業は第二新卒に求められるので、第二新卒で転職していく際は特に自分の棚卸しが必要でしょう。

時代の変わるスピードが速くなっていっているので、第二新卒には現時点で能力があるというよりは、学んでいく姿勢があって成長していくという人が求められるようになっていきます。

求職者としても、しっかり企業と合うか、夢中になれそうなことかをより考えていくことが、第二新卒の転職を成功させるのに必要でしょう。

なぜ企業は第二新卒を求めるか

企業が第二新卒を求める理由は、ある程度のビジネススキルがあり、会社に染まっていないということです。

どこの会社も新卒を採用すると、数か月は研修をして、ビジネスマナーや業界の基礎知識を教えていきますが、第二新卒にはその必要がないので、即戦力とまでいかなくても、すぐに実務に入ることができます。

また前の会社のやり方にも染まっていないので、指摘を素直に受け入れてくれ、育成しやすいという側面もあるでしょう。

むしろこれからどんどんやばくなる

20代であれば未経験の仕事でも、若さという武器があるので、転職していくことができますが、20代後半から30代になっていくと即戦力を求められます

30代になって全く未経験の仕事に就くのはほぼ無理ですし、30代でしっかりスキルがついていないと本当に転職できる場所が無くなってしまうでしょう。

第二新卒は今「新卒で良いと思った会社に入れなかった」「未経験でも○○の仕事がしてみたい」というような転職に変わってきています。

今の会社に少しでも違和感を感じるのであれば、一度この第二新卒のチャンスを使うか考えた方が良いでしょう。

 

第二新卒で転職をした人に調査


第二新卒で転職した人にコンタクトをとって調査してきました。

リアルな現場での第二新卒の転職の理由、困ったことをまとめました。

第二新卒の転職理由

第二新卒でも転職する理由は以下の三つがほとんどでした。

・他にやりたいことができた
・仕事がキツイ
・人間関係が嫌だ


詳しく説明していきます。

他にやりたいことができた

実際仕事してみたらイメージが違った、もっと自分はこういうことがしたかったという希望は入ってからの方が出てきます。

仕事は大変なので、働きだしてからの方がより働くということについて考えてきますし、入社すぐでも他にやりたいことが見つかる場合があります。

やりたいことが見つかったのであれば、第二新卒でもポジティブに転職していけるでしょう。

仕事がキツイ

新規営業など実際やってみるとキツさが分かって、第二新卒でも転職をしようかなと考えることもあります。

ベンチャー企業や新規営業などは就活をしている時は魅力的かもと思えますが、キツイところは本当にキツイです。

修業期間と割り切ってやってみてもいいですが、あまり無理しすぎると心も体も疲れ切ってしまう場合があります。

人間関係が嫌だ

人間関係は入ってみないと分かりませんし、人間関係が嫌だと大きなストレスになります。

また人間関係は変えることができませんし、部署異動もなかなか申し出ることも出来ないので、耐えられるか考えていく必要があります。

部署を異動できないか、気にしないようにできないかと考えていく必要はありますが、どうしても合わないと転職に踏み切る人が多いです。

第二新卒で困ったこと

第二新卒での転職は簡単になってきているものの、そう簡単にはいきません。

自分なりに考えてやっていく必要があります。

以下で第二新卒の転職で困ったことをまとめたので、参考にしてください。

面接すらいけない企業は増える

 第二新卒の市場は広がっているものの、やはり人気企業は難しくなります。

しっかり自分の適性や性格を理解していれば、人気企業でなくても良い企業を見つけることはできますが、みんながうらやむ企業に行くことは難しいでしょう。

名の知れていない企業でも書類で落ちるということはよくあります。

時間が足りない

仕事をしながら転職していくのが鉄則ですが、そうすると時間が足りません。

転職活動も意外と時間を使うので、ある程度仕事ができるようになってきて、残業も増えてきたら時間を取るのが難しいです。

平日夜と土日を活用して転職活動していく形になります。

自分に何が合っているのかわからなくなる

自分なりに考えて就職活動をしてやっとのことで入社したのに、すぐに辞めたくなってしまっているので自分には何が合っているのかよく分からなくなります。

しっかり自分の今の気持ちを整理していく必要があるでしょう。

短期間で辞めた(辞める)ことに関して対策が必要

企業としては一年程度で辞められると、採用費を考えると利益を出していくのが難しいです。

とりあえず3年は企業が作った言葉といわれているくらい企業としては長くいてもらいたい気持ちがあります。

そのため企業側からは”なぜすぐやめてしまったのか”ということは気になります。

しっかり答えられないと採用してもらえないというレベルで大切な問題です。

【関連記事】一つ間違えると命取り!転職の面接での退職理由の伝え方!

 

第二新卒で就職先が決まらない人の特徴

第二新卒として転職をしている人に何人も会いましたが就職先が決まらない人は基本的に以下の特徴に当てはまります。

第二新卒で転職する人は気をつけましょう。

会社を辞めるために転職をする

とにかく今の状況から逃げ出したい、今とてもつらいということは働いていると自然に出てくることだと思います。

しかしここで「どうなっていたらいいのか」「何が嫌でどういう方向性でキャリアを歩んでいくか」ということをはっきりしないまま辞めてしまうと、長引いてしまいます

ここの会社は違うなと思ったときに気持ちを整理してどういう方向を向かっていくのかということが大切です。

まず辞めようかと思ったらしっかり自分の気持ちを整理していく必要があります。

新卒の時のような就職活動をしている

まずは良いと言われている企業にとにかく応募をしていき、通ったところに面接といったような転職活動をしているとなかなか決まりません。

新卒は企業としても欲しいですしぜひとも面接に来てくれと言った感じですが、第二新卒は新卒ほど求められていません。

社会に一度出たからこそ、企業に合う合わないは大きくなっていくので、自分の特性を理解して合う企業を探していくことが大切です。

他責思考をしている

他責思考とは相手に責任を押し付けることで、「会社が悪い」「同僚が悪い」とすることです。

会社が悪いということもあると思いますが、すべて会社の責任にしているようでは転職を成功に導くことは難しいでしょう。

会社や一緒に働いている人のせいにしていると、面接も通過できないので、「ここが耐え兼ねました」と言うのではなく「自分はこういう風になっていきたかったので、ここが合いませんでした」といった言い方をすることで、面接で評価を落とすことはなくなります。

 

第二新卒の転職に有利な時期


第二新卒の転職に有利な時期は企業の決算期から考えて、2.3月が一番良く、次いで8.9月が良いと言われています。

第二新卒にベストな転職時期は2~3月

企業には決算期と言うものがあって、基本的に4月から始まる一年間の計画を立てて、それがどうだった終わりである3月に振り返ります。

そのため4月からの計画を立てるために企業としても4月入社を期待して第二新卒を採用していくことが多いので、枠が広がりやすいです。

また4月入社であれば新卒と同じように研修を受けさせられるというのも企業側の利点ではあります。

そこまで大きな違いはないですが、もしいつしようかと迷っているのであれば年明けあたりにしていきましょう。

次に第二新卒の転職にいい時期は8~9月

基本的に4~9月を上期、10~3月を下期で計画を立てて事業を進めていきます。

その計画を実行するのにやはり期の初めに人を集めて事業計画を練っていくので8~9月が狙い目です。

ボーナスもらって辞めるという人もいるので企業にとっては人が欲しい時期でしょう。

 

第二新卒で転職することのメリットデメリット

合わない企業にずっといるのも良くありませんが、嫌になったからといってどんどん転職すればいいというわけでもありません。

ここでは第二新卒での転職のメリットデメリットを上げていくので、自分事にして考えてみてください。

メリット

第二新卒での転職のメリットは色々ありますが、主に以下のものでしょう。

・新しいことに挑戦しやすい
・色んな組織を見て成長できる

新しいことに挑戦しやすい

キャリアチェンジをしていくなら、若ければ若い方がやりやすいです。

いくら結果を残していても35歳40歳で全く新しい仕事に挑戦するのは難しいでしょう。

やりたいことがあって、転職したいのであれば迷わずGOしてしまった方が悔いは残りにくいです。

色んな組織を見て成長できる

20代で平均1.8社らしく20代で転職する人はいまだに少数派なので、色んな組織を見ることができ、一味違った人材に育つことができます。

マネジメントを学んだり、ロールモデルを見つけていきたい人には最適でしょう。

デメリット

デメリットとしては以下のようなことが挙げられます。

・転職癖がついてしまう
・あまり良くは見られない

転職癖がついてしまう

ずるずる転職をすると、転職癖がついてしまい、嫌だったらすぐ辞めるという風になってしまう人もいます。

もちろん合う企業に出会うまで探すというのもいいですが、20代で3.4社が限界でしょう。

次の職場もしっかり考えて選んでいきましょう。

あまり良くは見られない

合わないからやめるということも、合わないから早く辞めて次を探すということも合理的ですが、企業にはあまり良く見られません。

企業としても数年いてもらわないと利益にならないので、短期で辞めてしまいそうな人は敬遠します。

また家を買う際の住宅ローンなども勤続年数によって変わってくるので、世間的にも厳しいところはあるでしょう。

 

第二新卒の転職を成功させるポイント

第二新卒で「さあ転職するぞ」となったらやっておくべきことをまとめました。

どれも第二新卒で転職をしていくために大切なことなので、できるだけ動いていきましょう。

転職の全体像を理解する

転職は以下のような流れで進んでいくので、全体像を考えて計画を立てていく必要があります。

当たり前ですが、転職と言っても「はい!面接」と始まるわけではありません。

新卒の時にやったように自己分析から始まり、世の中や業界の研究、応募があり選考され内定が決まります。

この全体像を理解しない状態で、仕事を辞めてしまったりすると後々苦しくなるでしょう。

せめて会社にいるうちに自己分析と情報収集は終わらせておきましょう。

自分の好きなこと得意なことの見直し

自分のことを知っていくことは本当に大切です。

自分のことを隅々まで理解していないと、いい仕事には巡り合えません。

・自分の過去を振り返る
・人に調査する


といったことを進めていき自分の棚卸しをしていきましょう。

第二新卒は意欲を見られるので、自分のやりたいことや将来像を見出さないとまず内定は出ません。

やりたいことが分からなくても、どのようにその企業で見つけていくかを話していく必要があります。

【関連記事】自分のことを理解する!転職に必要な自分のキャリアの棚卸しの方法!

アピールポイントを作る

アピールポイントは応募企業が求めている要素で自分の中にあるものをアピールしていくことが大切です。

例えば挑戦心があって、前向きに自分から積極的に新しいことを考えることが求められる職場であれば、

私には挑戦心があります。私は学生時代にヒッチハイクで世界中を旅したことがあり、新しいことや慣れていない環境でも楽しんで、色んなことを学んでいくことができます。

 

などといったように自分にある挑戦心を象徴するエピソードと、アピールする文章を考えると良いでしょう。

しかし企業が決まっていない段階では自分の本当に強みなところ、こういうことならできるというところをまとめておいて、企業から「この人は力になってくれそうだ」と思ってもらえるレベルにすることが大切です。

転職は自分を企業に売り込む営業と考えましょう。

いくら良いものでも必要でなければ買わないのと同じで、企業もいくら優秀な人でも求めていない人は採用しません。

転職エージェントに登録をする

第二新卒として転職素をしていくのであれば、「転職エージェント」を使うことをおすすめします。

ハローワークもいいですが、私が調査した情報によると、ハローワークにあまり良い求人はないみたいです。

もちろん色んな方法で転職活動をしていけば、良い企業に巡り合える可能性も高まりますが、ハローワークは転職エージェントに求人紹介を断られた企業が多かったりします。

転職エージェントも厳選した求人を扱っているので、まず転職エージェントから見に行くのが良いでしょう

【関連記事】20代に本当におすすめできる転職エージェント6選!男性も女性も!【2018年度最新版】

転職エージェントがしてくれること

転職エージェントは転職周りのすべてのことを無料でやってくれると言っても過言ではありません。

  • 転職のスケジュール感の管理
  • 自己分析の手伝い
  • アピールポイントの伝わりやすい伝え方
  • 第二新卒だからこその面接練習

など求人を紹介してくれるだけでなく、転職周りのサポートを手厚くしてくれます。

そのため転職の効率が圧倒的に上がりますし、第二新卒は特に内定率がかなり上がります。

第二新卒だと転職は初めてだと思いますし、転職にも一定のコツがあるので、そこをプロとやっていくことで内定をもらうことができるでしょう。

【関連記事】第二新卒とは?第二新卒の意味と転職エージェントおすすめまとめ!

早めに動き出す

辞めていてもまだ働いていても、何かしら早めに動いた方が良いです。

転職であればブランクが長いと、採用してもらえる可能性は減ってしまいますし、嫌々働いていてもスキルは身に着いていきません。

副業で生活を安定させる
転職サイトに登録して求人だけ見てみる
転職活動を始める
自分で事業を始める


などなんでもいいので、今の不満を解決できそうなことをやっていきましょう。

行動でしか不満は解決できません。

スキルを身に着ける

新卒でも一般転職でもそうですが、どこか引っかかるポイントがないと採用してもらえません

話が上手いとか、結果を出しているとか、志望理由を熱く語れるのであれば、見てもらえますが、基本的にスキルで見ます。

スキルを身に着けて「私にはこれができるのでこういう風に力になれます」と言っていき、それが正しいと採用されるでしょう。

企業も人柄なども見ますが、基本的にはどう役に立ってくれるかを見るので、そこをこちらから示せると、「お、こいつやるな」と思ってもらえます。

とにかく人に会う

転職に限らず人と会うことは大切です。

しかし第二新卒で転職をしていくことは本当に今後の人生を決めるものなので、色んな例を見ていくとより良いキャリアを歩めるようになってきます。

社会人とのコネクションも学生に比べたらあると思いますし、自分の興味ありそうな業界や職種のみならず、色んな仕事をしている人に会っていきましょう

色んな仕事のリアルを知ることで自分が興味あるものが見えてくるかもしれませんし、違う仕事のことを知っていると、その知識を自分の仕事で活かせたりします。

 

第二新卒でも充実したキャリアへ!

今回は、第二新卒ってやばいの?ということと第二新卒での転職について説明しました。

第二新卒は確かに大変なところはありますが、全然やばいなんてことはありません。

転職も第二新卒用にしっかり対策を打つことで、合った企業に就職していけるようになります

第二新卒は新しいことに挑戦しやすい時期でもあるので、縮こまらずにどんどん周りの世界を見てみましょう。

もっとあなたが輝ける場所が見つかってきます。

【関連記事】第二新卒とは?第二新卒の意味と転職エージェントおすすめまとめ!