転職で一番難しいところが退職理由です。
初めての転職の方は初めて退職理由を考えることになりますし、退職理由を納得してもらえないと採用されません。
また「新しいことに挑戦したい」など前向きな転職理由であれば、比較的やりやすいですが、「人間関係が嫌だった」などマイナスな理由の場合は、工夫して伝える必要はあります。
今回は、退職理由をしっかり伝えるために必要なことを紹介していきます。
転職をこれから始める人はもちろん、面接前に確認することで、納得してもらえる退職理由を伝えることができ、内定率がグッと上がるので、ぜひ最後までお付き合いください。
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退職理由を聞かれる理由
まず退職理由を聞かれる理由を企業側の目線を説明していきます。
まず企業が退職理由を聞く理由を確認していくことで、ポイントを抑えた退職理由を作ることができるので、しっかり確認していきましょう。
戦力になる人を見極めている
一人採用することにより何百万というお金が動くので、企業もしっかり“成果を出してくれる人”を採用したいです。
なので合わずにすぐやめてしまったり、仕事に関しての姿勢があまり良くない人は採用したくありません。
そしてそういった価値観を見ることができるのが退職理由なので、退職理由を聞きます。
どの質問でも戦力になるかということは見ていますが、退職理由は”転職をすることで自分の状況を良くしていく”ことなので、目標に向かって正しい努力ができるかというところが見られるでしょう。
自社がその退職理由を叶えられそうかを見る
企業も求職者に充実して働いてもらいたいですし、長く働いてくれないと利益にならないので、あなたの希望が自社で叶えられそうかを見ます。
またその退職理由を叶えるような転職をしていかない人は、問題解決能力が低いと思われマイナスになります。
そして退職理由を叶えられない企業であれば、あなたもまた転職をすることになり、無駄になってしまうので、良くないでしょう。
企業研究もしていき、退職理由を叶えられる企業を探すことが大切です。
入社後の業務内容を考慮する
企業側も欲しいポジションに合った人が欲しいので、今人が足りていないポジションと合っているかということも実際に業務を行った経験から見ようとしています。
飛び切り優秀であれば違うポジションでとろうとなることもありますが、ほとんどないので、応募要項をチェックすることも必要になってきます。
企業にも業務にもあっている人を欲しているということは常に心にとどめておきましょう。
退職理由を伝える際のポイント
次に退職理由を伝えるときのポイントを紹介していきます。
今から紹介するポイントをしっかり抑えた退職理由を伝えることが出来れば、少なくともマイナスになることはないので、しっかり頭に入れてください。
志望動機と連動させる
論理的に考えると退職理由として挙げたことを改善できることが、転職の志望動機になるので、ここは繋がりを意識しましょう。
退職理由を改善する志望動機でない場合根本の解決にならないので、あなたもつらい思いをする可能性がありますし、面接官も同じようになったらどうするの?となります。
しっかり考えて作っていてもいつの間にかずれていることもあるので、何度も確認しましょう。
具体的に話す
退職理由が言いにくいものの場合、あまり話したくないかもしれませんが出来るだけ具体的に話しましょう。
「人間関係で」というより「上司は一日に一度は怒鳴るような人で、上司に逆らったり、上司と違うやり方をすると、あからさまに態度が変わるような人で、仕事は優秀ですが人として尊敬できなくなってしまったからです」とエピソードを加えると、面接官もあなたの価値観を理解できるようになります。
具体的に話さないと、適当かもしれないとりあえずで言っているかもしれないと思われてしまうことがあり、いい印象を与えないので、しっかり伝えていきましょう。
嘘をついたり盛ったりしない
面接では入社したいあまり盛ったりすることがあるかとは思いますが、転職時には絶対やめた方が良いです。
ばれるばれないの問題より、嘘をつくことでミスマッチが起こりやすくなります。
飾った状態で面接をしてしまっては、入社してその飾った状態が維持できなくなった時、ミスマッチが生じる場合がありますので、自分のためにも嘘はつかない方が良いです。
前向きに転換する
転職の理由は正直ネガティブなものも多いと思います。
「仕事内容がつまらない」「休日が少ない」「給料が身合ってない」など。
ですがこのネガティブなまま伝えてしまうと、「なんでも文句を言う人かもしれない」と思われてしまう可能性もあるので、前向きに転換して伝えましょう。
以下のように元はネガティブであっても前向きに変えていけます。
「仕事内容がつまらない」
→○○に興味が出て○○の仕事をしたいと思った
「休日が少ない」
→メリハリがあった方が生産性高く働けてより貢献できると思った
「給料が身合ってない」
→成果に応じた報酬があった方が切磋琢磨していける
嘘はいけませんが伝え方は工夫していきましょう。
退職理由の4つの例文
ここからは退職理由の具体例を紹介していきます。
退職理由の種類ごとに紹介していくので、参考にして退職理由を組み立ててください。
1.新しいことに挑戦したい時の転職理由
新しいことに挑戦したいときは、率直にそのことを言うのが良いです。しかしちゃんと望んでいる環境が志望企業にあるかということはしっかり確認しておきましょう。
2.勤務時間が長いことが転職理由
勤務時間が長いことは実際このくらいなら出来て、このくらいあるときついということをはっきり伝えた方が良いです。
そこで落とされるようであれば、そこでも勤務時間が長く、嫌になりかねないので、しっかり伝えましょう。
ただしあまりこだわりすぎると、やる気がないと思われるので、「もちろん成果のためには大切な時間でしたが、業務以外に勉強することで業務もより良く出来ると考えています。」というようなフォローを入れましょう。
3.人間関係が原因の転職理由
人間関係が転職理由の場合、志望企業は違うという根拠を取る必要があります。
一番効果的なのは面接の際に「もし採用していただけたら上司になる方に会わせていただけますか?」ということをすることです。
これであなたに合うかもある程度は判断できますし、面接官も「ちゃんと裏付けを自分で取りに行ける人だ」と評価も上がります。
4.病気が理由
病気が理由も正直に話した方が良いですが、もう今はしっかり働けることを強調することがポイントです。
面接官としては「また病気で辞めてしまわないか」という不安があるので、そういった“今はしっかり働ける”というアピールが必要になってきます。
転職をうまくいかせるためには転職エージェントを使い倒そう
「内定がなかなかでない」「転職活動しているけど合う企業に出会えない」と思っている人は、”合う”転職エージェントを”使い倒す”ことをおすすめします。
転職エージェントは、色んな面で転職をサポートしてくれる分、合わなかったり、あまり優秀ではなかったりする場合、足を引っ張ってしまいます。
ここでは、合う企業から内定をもらうためにおすすめの転職エージェントとその使い方を紹介していきますので、「なかなか内定が出ない」と思っている人は、ぜひチェックしてください。
おすすめの転職エージェントは『パソナキャリア』
「なかなか内定が出ない」「もっとうまく面接をできるようになりたい」と思っている人におすすめの転職エージェントは『パソナキャリア』です。
『パソナキャリア』はカウンセリングに定評があり、口コミでも「真摯に向き合ってくれる」「良い転職をするために的確なアドバイスをくれる」と言った声が多く、転職の力になってくれるでしょう。
求人数も4万件以上と業界でもトップ5には入るほど多いので、改めて求人を見直したいという人にもおすすめです。
独自の調査で、カウンセリングの質はNo.1なので、いい転職のためにぜひ利用してみてください。
パソナキャリアの公式サイトはこちら→パソナキャリア
転職エージェントを使いこなすコツは合う担当を見つけること
今転職エージェントを使って、転職をしている人は、もう自分の担当がいるかとも思いますが、担当と合わないと転職は上手くいかないでしょう。
転職エージェントでカウンセラーになるような人は、何かしら経験があり、優秀な人が多いですが、かといって100人中100人に良いサポートができるとは限りません。
転職エージェントは唯一客観的な意見を第三者の視点でくれるところなので、合わないとなかなか内定が出なくなってしまいます。
転職エージェントを使っているのに、なかなか内定が出ない人は、担当の変更や転職エージェント自体の変更をすることで、内定が出やすくなるでしょう。
退職理由は大切なのでしっかり伝え方を考えよう
今回は、面接における退職理由の上手い伝え方のコツを例文付きで紹介しました。
退職理由はを上手く伝えることで、面接通過率も上がります。
また合わない企業は向こうから不採用にしてくれるようになるので一石二鳥です。
今の仕事が嫌になってしまっていると、勢いで辞めてしまいたくもなりますが、嫌になった時に気持ちをしっかり整理しておくことで、同じように嫌な思いをすることもなくなります。
退職理由をしっかり考え、転職活動に臨みましょう。