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正規雇用と非正規雇用の違いとは?
今の時代色々な働き方があり、転職ももちろん、正社員として働くことがすべていいというわけでもなくなってきてはいます。
しかし、まだまだ一般的には正社員として働いていた方がメリットは多くあります。
今回は正規雇用と非正規雇用の違いについて紹介していきます。
「今のキャリアに不安がある」「今後より良いキャリアを歩んでいきたい」と考えている方は、ぜひご確認ください。
そもそも正規雇用と非正規雇用って何が違うの?
まずは、正規雇用と、非正規雇用って何が違うのかという点を紹介していきます。
細かいところまで理解している方は少ないかと思うので、しっかり確認していきましょう。
正規雇用
・基本的にずっと働く(契約期間を設けていない)
・フルタイム
・ある程度年次に応じて昇給
ざっと正規雇用の特徴をまとめるとこういった形になります。
契約期間がない分基本的にクビになることはなく、給料もある程度年次に応じて上がっていくので、人並みに生活していくのであれば正社員という雇用体系を取ることが良いかもしれません。
非正規雇用
・契約期間有り
・時間は応相談
・昇給は人によってだが正社員に比べると少ない
非正規雇用は正規雇用に比べ時間は相談して決められるので余裕がありますが、契約期間が終わったからもう来なくていいよともなりますし、何年やっても昇給しない場合もあります。
平均年収の違い
次に平均年収を見ていきます。
正規雇用 477.7万円
非正規雇用 169.7万円
非正規雇用では時間の制約が少ない分給料に関してはかなり低くなっています。
300万の違い大きいですね、、、。
ですがもし今非正規で働いていたとしても、2018年現在ではかなり就職市場も良くなっているので、正しい転職活動をしていけば正社員になるのも難しくありません。
フリーターから、正社員に転職を考えている方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。かなり高い確率で正社員になることができるでしょう。
正規雇用のメリット・デメリット
もちろん正規雇用にもデメリットはあります。
ここでは、正規雇用のメリットデメリットについて紹介していきます。
メリット
正規雇用の大きなメリットは基本的に、
- 給料が上がっていく
- 信用が高い
- 待遇がしっかりしている
という3点です。
・給料が上がっていく
仕事を始めたばかりのころは、正直正規も非正規もあまり変わりません。ですが正規で働いていると、給料はどんどん上がっていくので、そこに収入の差が出てきます。
・信用が高い
ローンを組んだりする際に正規雇用の方が信頼が高く大きい金額のローンを組めるようになります。もちろん企業によっても変わってきますが、非正規より正規の方が確実に良いのは間違いないです。
・待遇がしっかりしている
非正規でもいい場合もありますが、保険や退職金など正規の方がしっかりしていることが多いです。
デメリット
正規雇用のデメリットは以下の通りです。
- 時間の制約が大きい
- すぐに辞めると経歴に傷がつく
- 希望の職に就けない可能性が高い
一つひとつ確認していきましょう。
・時間の制約が大きい
大きな連休は夏と年末年始くらいしかなく、基本的に長期の旅行などに行けません。また時間の制約が大きいこともあり、鬱になっている人もかなりいます。
・すぐに辞めると経歴に傷がつく
正社員採用ですぐに辞めることが続いてしまうと、さらに次に正社員で働こうとする際に不利になってしまいます。正社員になろうという気持ちは良いのですが、焦りすぎてどこでもいいとなってしまっては本末転倒です。
・希望の職に就けない可能性が高い
正社員は限られているので、人事異動などで希望ではない部署に配属される場合もあります。そういった場合でも日本ではなかなか辞めにくいので、そういった点で嫌になってしまう人もいます。
非正規雇用のメリット・デメリット
次に非正規雇用のメリットデメリットを紹介していきます。
非正規雇用にもメリットはあるので、生活スタイルに合わせて選んでいくのが良いでしょう。
メリット
非正規雇用にもメリットは多くあり、主に
- 時間の制約が少ない
- 副業なども自由
- 面接が通りやすい
といった点になってくるでしょう。
・時間の制約が少ない
正規は基本的に週40時間ほど働きますが、非正規はあまり時間の制約もありませんし、業務の最終的な責任を持つことが少ないので、残業や休みの日に連絡が来るということもありません。
・副業なども自由
働き方改革で副業も解禁してきていますが、まだまだ副業禁止の会社も多いのが現実。そういったしがらみがないのが、非正規の良いところとも言えます。
・面接が通りやすい
正社員は長期的に会社に利益をもたらしてくれる人を探しますが、非正規はその場で任せたことをやってくれる人を探しているので、比較的働き始めやすいです。
デメリット
デメリットは、以下の4つです。
- 給料が安い
- 信用が低い
- 契約打ち切りの可能性がある
- 能力を伸ばすことが難しい
長期的なキャリアを考えた時に、かなり不利になる内容ではあるので、しっかり確認していきましょう。
・給料が安い
先ほども紹介したように給料水準が基本的に低いです。もちろん正規より働く時間も短いから当たり前と言えば当たり前なのですが、時間当たりにしても基本的に低いです。
・信用が低い
ローンなどの審査の際、正規雇用よりはかなり通りにくくなってしまいます。
・契約打ち切りの可能性がある
正規雇用に比べ、契約を切りやすい(クビにしやすい)ので、何年も同じ場所で働くことが難しいです。そのため雇用が安定しないといった悩みも出てきます。
・能力を伸ばすことが難しい
会社にとって非正規で雇用するということは、その場の必要を満たすために雇用していることがほとんどです。
そのため正規雇用のように研修をして長期的に能力を伸ばしていく、といった考えは会社にはありません。これが将来の賃金に差が出る理由でもあります。
自分の理想にあった雇用選びが重要
充実した生活を送るには、世間的に良いからといって正規雇用を無理に目指すのでなく、自分の理想に合った雇用選びが大切です。
ここでは、自分に合った雇用選びについて紹介していきます。
正社員がすべてではない
基本的に正社員として正規雇用をしていくことをおすすめしますが、全員が全員正社員として働くことが正解というわけではありません。
また正社員として働き続けるのもかなりの労力が必要になってくるので、しっかり考えて決めるのが良いでしょう。
今は辞める理由があるから辞めるのではなく、続ける理由がないと辞めてしまうといった人が増えています。
自分のやりたいことをはっきりさせて、やりたいことが実際に出来るか、将来やりたいことのためにお金が必要なのかといったところをしっかり考えて正社員として働くと、充実して働くことができます。
やりたいことが正社員じゃできない場合非正規もあり
例えばどうしても自分でやりたい事業があったり、夢があったりする場合は、無理に正規雇用してもらわなくでも、非正規で生活費は稼ぎつつやりたいことをやるという人もかなりいます。
非正規というと、世間的に悪く見られがちですが、目的がある場合、無理に正規雇用されるより、充実した生活が送れるでしょう。
長期的にどうなっていたいかから考える
正直短期的に考えたら、非正規の方が最初の給料はそこまで変わらず、仕事も楽なことが多いので良いように感じます。
ですが正規でしっかり働いた方がお金も稼げ、能力も身に付きやすいので、長期的に何をやっていきたいか、どうなっていきたいかから、メリットデメリットを照らし合わせ選んでいくとより良いキャリアを歩みやすくなります。
正規雇用で働ける可能性の高い人
ここからは、どういった方が正規雇用で働くことができる可能性が高いかを紹介していきます。
正規雇用を目指していて、ここに当てはまる方は、比較的正規雇用されやすいので、行動していきましょう。
若い人
転職で年齢はかなり重要になってきます。以下厚生労働省の出している平成26年の非正規雇用から正規雇用になった人の年齢別の推移です。当たり前ですかなり若い方に偏っていますよね。
若い方なら自社のやり方で育てられて将来かなり大きな戦力になると考えられるからです。
今が一番若いので、正規で働きたいと考えている方は、エージェントに登録するでも、業界本を買ってくるでも、転職経験のある先輩に相談するでもいいので、”今”行動を起こしましょう。今が一番有利です。
営業職は正社員になりやすい
営業職は非正規で就職しても70%ほどの人が正社員に移行しているので、入社時は難しくてもいずれ正社員になれる可能性の高い職種になっています。
営業職でも新規なのかルートなのか、個人相手か法人相手かで色々変わってくるので、営業って辛そうってだけで候補から外さず、一度選択肢に入れてみてもいいかもしれません。
辛い職種としても有名ですが、やりがいがある職種としても上位にランクインします。
最初は大変ですが、断られたりする辛さはすぐに慣れますし、お客様を自社のサービスで幸せにできた喜びはとても大きいです。
自分の生活スタイルに合わせた仕事選びをしよう!
今回は、正規雇用と非正規雇用の違いについて紹介しました。
特別な理由がない限り正社員で働く方が生活はしていきやすいです。
今後は働き方が変わっていって複数の収入源を持つのことで生活が安定しますので、色々やってみるのが良いと思いますが、一つ正社員としての収入源があるとかなり生活は安定します。
また正社員未経験や既卒、フリーターの人も今かなり正社員として就職しやすくなっているので、ぜひ挑戦してみてください。自分から行動しないと現実は変わっていってくれません。