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20代で仕事を辞めたい…
毎日のように通勤ラッシュの電車に揺られ、上司や顧客に気を使って仕事をしていくと、20代でも「仕事辞めたい」と思う瞬間もあるかと思います。
転職もしやすくはなっているものの、転職をしても今より悪い状況になるかもしれませんし、新しいことをまた一から覚えるもの大変なので、なかなか踏み出せないですよね。
また20代で転職を何回も繰り返すと、キャリアに傷がついてしまい、今後に大きな影響が出てしまいます。
ただ、20代の転職市場的には、
- 未経験でも就きやすい仕事が多い
- 2019年現在人不足なので、仕事を見つけやすい
- 合う仕事を見つければ、一気に昇給昇進もあり得る
といった状況になっています。
今回は、そういったように20代で仕事を辞めたいと思っているものの、どうしたら良いのかわからないあなたのために、20代で仕事を本気で辞めたいと思ったときに意識したいポイントを紹介していきます。
20代で仕事を辞めたいと思っていても、転職するのがすべていいわけでなく、今の会社に残ることが正解な場合もあるので、しっかり考えていってください。
20代で仕事を辞めたいのは甘え?
20代で仕事を辞めて、転職をすることが甘えとする人がまだまだいます。
といったことを言われたという人も多いでしょう。
ですが、企業とは相性で、今は働く場所もたくさんあるので、甘えという言葉で済ませることは思考停止してしまっているとも言えます。
働くということは、何かしらの利益につながる結果を出すことなので、そのためには自分に合った企業を選んでいくことが必要です。
そう考えると合わない会社にいつまでもいて、あまり成果を残さないより、転職をしてしっかり結果を残していくことも大切でしょう。
辞めたいからと言ってすぐに転職してはいけませんが、20代で仕事を辞めたいとなった場合には、転職もしっかり視野に入れていくことが、今後のキャリアを良くしていくために大切です。
1.20代で勢いで仕事を辞めると転職は厳しい
20代で転職成功者は多くいますが、勢いで仕事を辞めて転職を成功させた人はほとんどいないでしょう。
20代で仕事を勢いで辞めた場合、以下のようなことが起こります。
まずは20代で「仕事を辞めたい」となって実際辞めた場合どうなるかといった点を一つひとつ見ていきましょう。
退職して半年就職先が決まらない場合危険
仕事を辞めた場合、そこから仕事を探していくことになると思いますが、半年決まらない場合危険です。
それだけ期間が空くと面接の際に「その間何してたの?」となるからです。
企業としても計画性のない人はあまり欲しくないですし、「転職活動しているのに決まらないということは何か欠点があるのかな」と思われてしまいます。
仕事を辞めたいとなったときには、まず「転職活動」を始めてしまうことがおすすめです。
一定の給料が入ってこないから焦る
勢いで仕事を辞めると、当然給料が入ってこなくなります。
貯金がある程度あったり、実家に住んでいたりすると「大丈夫でしょ」と思いがちですが、実際決まった給料が入ってこない不安はかなり大きいです。
そういった際に焦ってしまい、とりあえずで企業を選んでしまう場合があります。
転職は非常に神経を使うので、できるだけ落ち着いた状態でやっていけるように、環境を作っていくことも大切です。
キャリアプランなんてよく分からない
キャリアプランを考えろなんて言われても、よく分からなくないという方が多いのが現実でしょう。
もちろん5年後10年後のことを明確に考えることができて、そこに向けた職場を見つけられれば理想的です。
しかしほとんどの人は20歳そこそこまであまり考えず流れるままに身を任せてきているのに、社会に数年出た程度で、今後5年10年のことを考えていくのは難しいです。
そこでやってほしいのは、自分の好きや得意をしっかり振り返ること。
好きなことや得意なことをそのまま仕事にするのも難しいですが、近いものを選んでいくことができます。
人とわいわいするより一人で落ち着いている方が好きであれば、営業よりエンジニアなどを選んだほうがいいですし、コツコツ努力が得意であれば、知識が積み重なっていくメディア運営なども良いでしょう。
そういったように数年後を考えるのも大切ですが、自分が何が好きで何が得意かを徹底的に考えていくことも必要です。
2.次の仕事の目安は立っているか
ベストは次の職場の内定が出てから、今の仕事を辞めることですが、「どうしても辞めたい」だったり「今の仕事を始めて体調を崩しがち」といった状況では、早めに辞めた方が良いでしょう。
そこで意識したいのは、次の仕事の目安が立っているかということです。
何も決まっていない状況では長期化する可能性も
転職エージェントに相談したり、自己分析を始めたりなどの転職活動を始めてから内定がもらえるまで、平均して2~3ヶ月と言われています。
個人差はありますが、すぐに転職して次の仕事が見つかるとは考えない方が良いでしょう。
転職活動では「転職活動は平日がメインになるから大変」という声も多いので、辞めて転職をしていくことで、より早く決められる可能性もありますが、3ヶ月はかかると考えておきましょう。
そして転職にはやはり、「いいところが見つからない」「内定が出ない」といったことで長引いてしまう人もいるので、長期化してしまう可能性があります・
長期化すると
面接で評価が下がる
ということが起きてしまいます。
考えるという行為が大切
結局職場との相性ではありますが、自分が充実感を持って働いているイメージが持てないと、仕事を辞めて転職しても、充実しない可能性が高いでしょう。
今の職場がなぜ辞めたいのか、どういう状況であればいいのかということを考えていく必要があります。
初めての転職だとやっていないと分からないところはありますが、ちゃんと考えること自体が大切です。
ちゃんと考えることで、次の職場で多少困難があっても「しっかり考えたんだから頑張ろう」という気持ちになっていきます。
仕事辞めたい20代がしておくべき2つのこと
20代の時間は貴重ですし、次の仕事を決めて辞めるのが良いですが、そうもいかない人のために、辞める前に最低限やっておくべきことを紹介します。
・1.自己分析をしっかりする
新卒でかなりやってきたかと思いますが、改めてやっていきましょう。
ここでの自己分析の最終目的は「こんな感じの企業ならいいかな」といった軸を持つことです。
今の会社が1社目で他の会社の事情を知らないと、「こういう企業なら自分は充実できる」といった確かな軸を持つのは難しいでしょう。
改めて、
客観的に見た自分の得意なことは何か
どういうことなら会社・社会に貢献できるか
といったところを考え直していきましょう。
自己分析をしっかりやっておくだけでも、今の仕事を辞めた後の転職の効率が大きく変わってきます。
・2.転職エージェントに登録だけしておく
いきたい企業が決まっていたり、自分が充実していけるようなキャリアを明確にできている人であれば必要ないのですが、転職成功者のほとんどがエージェントを使っているので、上手く利用していきましょう。
転職エージェントでは、
あなたに合った求人を紹介してくれる
といったことをしてくれます。
忙しいと今の仕事を辞める前に「転職活動」を始めるのは難しいと思いますが、転職エージェントに登録だけしておくことをおすすめします。
人は最初の一歩を踏み出すのが非常に苦手なので、仕事を辞める前に転職エージェントに登録だけしておくと、転職が進みやすくなります。
転職エージェントへの登録は数分で終わりますが、これを仕事を辞めてからやろうとすると、「時間はあるし面倒だから後ででいいや」とどんどん先延ばしにしてしまい、無職期間が長期化してしまうでしょう。
転職エージェントに登録しておけば、仕事を辞めた後すぐに転職活動できますし、「仕事辞めた後ちょっと休みたい」と思っていても、よほど詰めない限り週2.3で転職活動は十分していけます。
最低限自己分析と転職エージェントに登録だけは、今の仕事を辞める前にしておきましょう。
3.何のために働くのかを考える
20代で仕事を辞めたいとなっているのであれば、大きな視点で自分を振り返っていくということも非常に大切です。
生活のためだけであれば、今の仕事でもいいはずですし、辞めたいとも思わないはずです。
20代で仕事を辞めたいのであれば、大きく自分を振り返り何のために働くのかということを考えると今後の人生をより良くしていくことができるでしょう。
自分の目標に向かうことが努力
辛いことも目標に向かっていない場合努力ではありません。ただの我慢です。
努力というのは、理想と現実にギャップがあってそのギャップを埋めていくことを言います。
そういったように努力であれば多少大変でも充実していくことができますが、我慢しているだけでは、「仕事を辞めたい」という気持ちになっていくでしょう。
そのため20代で仕事を辞めたいと思ったときに、考えたいのは「何のために働くのか」というところです。
将来どうなっていたいか、どういうときに達成感を感じるかなどを自分の本心で考えていくと良いでしょう。
よく分からない場合は知識を増やす
何のために働くのかよく分からない場合は、自分の中から見出すことはできないということなので、外から知識を増やしていく必要があるでしょう。
本を読んだりセミナーに行ったりということも非常に大切ではありますが、友人の話やテレビなどからも学べることは多くあるので、あまり普段話さない人と話したり、普段見ないテレビを見たりなど新しい行動をしてみましょう。
もしかしたら辞めたいと思っているのも、色々知っていくうちに「意外とうちの会社良いかもしれない」となるかもしれません。
知識の偏りを無くすためにも、色々知っていく努力をしていきましょう。
そういった場合に色んな仕事を知っていく場としても転職エージェントは使えるので、もし20代で仕事辞めたいと思っているけど、実際転職って良く分からないから不安という人がいたら行ってみてください。
転職が身近になり選択肢が広がるでしょう。
【関連記事】どれを選べばいいの?転職を成功させるためのおすすめ転職エージェント!
4.すぐにでも辞めた方が良い場合
20代でもすぐにでも辞めた方がいいということもあります。
ここでは、逆に続けることで今後のキャリアに支障が出てしまうような、辞めた方が良い場合を紹介していきます。
体調や精神を病んでいる
難しいところですが、20代で勢いで仕事を辞めるのはおすすめできませんが、体や心に異常が出ているのであれば、すぐにでも辞めるべきでしょう。
体も心も軽症なうちに引き上げないと、働こうとしても働けない状態になってしまう場合もあります。
そういった場合もなかなか辞めるのも気持ち的に怖いところもありますが、次の一手を打っていきましょう。
・今の職場に就いてから風邪をひきやすくなった
・月曜日に吐き気がする
といったような実害が起きている場合は、20代でもいち早く辞めた方が良いでしょう。
何とかして次の職場を見つける、副業である程度の収入を得るなどをしていくと、辞める怖さはなくなっていきます。
時間を作るのも難しいかもしれませんが、次の職場を探していきましょう。
やりたい仕事が他にある
今の仕事でやりたいことができていなくて、他にやりたいことがあって辞めたいのであれば、20代でも辞めるべきでしょう。
むしろ今の市場では、30代になると全く新しい仕事に就くのは難しくなってくるので、すぐにでも辞めて、やりたい仕事を追うべきです。
「やりたい仕事に就けないかもしれない」と思うのであれば、それこそ転職活動をして、内定が出そうかというところを見ていけばいいでしょう。
やりたいやりたいと思っているうちに1ヶ月2ヶ月1年2年と過ぎていき、あっという間に年を取ってしまうので、やりたいことは早めに、むしろ今からやっていきましょう。
『リクナビNEXT』では希望条件を登録しておくだけでスカウトメールが来るので、登録してみてやりたい仕事につけそうかということを見ていくのもいいでしょう。
新しいことに挑戦するのは若い方が良いので、やりたいことがある場合はぜひ行動してみてください。
20代が仕事を辞めやすい時期
辞めるにしても、色んな点から判断して、良い時期と悪い時期があります。
ここでは20代で仕事を辞めたいと考えた時の時期について紹介していきます。
仕事を見つけやすい時期は2.3月
転職を考えた際に仕事を見つけやすい時期は2.3月です。
20代であれば、そのまま即戦力というより、育てていくという方針で採用する企業が多いので、新卒と一緒に入社をさせ、一緒に商材などの研修を受けさせるという企業が多いです。
また今どこの企業も採用には苦労しているので、新卒を思うように採用できない企業が足りない分を20代の既卒で賄うという意味でもこの時期は仕事が見つかりやすいと言われています。
転職活動は年明けから新年度始まるまでだと効率よく進むでしょう。
ボーナスを要チェック
ボーナスをもらってから辞めようと考え、ボーナスをもらえる月で辞めようと考える人もいますが、ちょっと考える必要があります。
ボーナスをもらえる月に辞めるということは、それより前に退職の旨を伝えなくてはならないので、ボーナスカットという場合があります。
企業によってなので、なんとも言えませんが、仕事を辞めるのはボーナス月の次の月などにしていくことで、ボーナスカットの可能性は下がるでしょう。
一番確実なのはボーナスをもらってから退職の旨を伝えることですが、せめてボーナスをもらえる次月に辞めるようにしましょう。
20代で仕事を辞めたいと思ったら行動しよう
今回は、20代で本気で仕事を辞めたくなった時に意識したいポイントについて紹介しました。
今は働き方も色々増えているので、20代で仕事を辞めたいとなったら何かしらの行動を起こして、解決していった方が良いでしょう。
20代は全く新しい仕事にもチャレンジしやすいので、ぜひ行動を起こして、より良いキャリアを築いていってください。
人は最初の一歩を本当に踏み出せないので、この画面を閉じる前に、転職サイトに登録する、自己分析をするなどだけでもしていきましょう。