自己PRはあなたを企業に対してあなたを採用すると良いこと、あなたを採用する理由を伝えるところなので、最も大切な質問といっても過言ではありません。
何かを友達に勧めたり決断を促すときにもいいところやメリットを中心に話しますよね。
次の面接に進ませてもらったり、内定をもらうには企業側から見た強いメリットが必要です。
自己PRではそういったメリットの部分を伝えていくことができ、採用する決め手になるので、組み立てを考えていきましょう。
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1.自己PRが重要な理由
1-1あなたを採用するメリットだから
企業もあなたを採用するメリットが大きくないと採用しません。
人を一人採用するのに約100万円かかると言われているので、企業側も慎重に採用を考えます。
自己PRでいいところが伝わり、力になってくれそう、一緒に働きたいと思ってもらえると多少のマイナス面があっても採用してもらえる可能性が高いです。
1-2自己分析をしっかりしているかを見ている
自己PRって実は一番準備をしているかが見えるところなんです。
自己PRは基本「御社はこういう人を欲していて、私にはこの経験からこういう能力があります。なのでこう役に立てます」と企業分析、自己分析、自分が企業にどのように役立つかまで整理しないといけないからです。
転職は基本的に即戦力になるので、受け身ではなく自己分析をしっかりして、自社でどうしていこうかのプランがある人が活躍しやすいです。
面接の印象としっかり合っているかというところも見ているので、自己分析の手を抜かないようにしていきましょう。
1-3入社意欲を見ている
自社にあこがれを持ってくれていたり、熱心に入社を希望している人の方が、やはり頑張ってくれるイメージが出来るので、採用されやすいです。
意欲があればしっかり準備しますよね?
準備して面接に臨んでいるかというところも評価の一つになります。
企業分析の際には注目されますが、自己PRをしっかり準備しているかでも意欲は見られるので、準備を怠らないようにしましょう。
2.自己PR伝わらない理由
2-1自分の伝えたいことを伝えている
自己PRはしっかり考えないと自己満足になりがちです。
自己満足と伝わる自己PRの違いは自分本位か相手本位かというところです。
自分の話したいことでなく、相手に興味を持ってもらえるように話す意識が必要です。
自己PRだからと言って好きなことを話すのではなく、客観視して相手に興味を持ってもらえるということをちゃんと考えて組み立てましょう。
意外と出来ていない人が多いです。
2-2構成に問題がある
話す際も伝わりやすい構成と伝わりにくい構成があります。
話を伝えることに自信がない方は細かいところより、全体の構成を見直した方が伝わりやすくなります。
・根拠としてエピソード
・最後に全体を一言にまとめる
自己PRになると自分のことで前提などを飛ばして話してしまいがちで伝わりにくくなります。
話すときも履歴書などに書く際も以上のことを心がけると分かりやすい構成になります。
2-3伝える工夫がない
自己PRも伝え方も工夫をせず自分本位になってしまうと、伝わらなくなってしまいます。
・話に感情を乗せる
・誰にでもわかるように話す
・相手に合わせたスピードで話す
最低限以上のことに注意をして、伝える工夫をしていきましょう。
伝える力について詳しくは下記の記事にまとめていますので、伝える力に自信がない人はこちらもご利用ください。
http://stensyoku.com/2018/02/20/%e4%bc%9d%e3%81%88%e6%96%b9%e3%81%a7%e4%ba%ba%e7%94%9f%e3%81%8c%e5%a4%89%e3%82%8f%e3%82%8b%ef%bc%81%e4%bc%9d%e3%81%88%e3%82%8b%e5%8a%9b%e3%81%8c%e5%a4%a7%e5%88%87%e3%81%aa%e7%90%86%e7%94%b1%e3%81%a8/
3.自己PR伝え方のコツ
3-1PREP法を使う
PREP法とはわかりやすい話の組み立て方の頭文字を切り取ったもので、以下言葉の略になります。
・R=Reason(理由)
・E=Example(事例、具体例)
・P=Point(結論を繰り返す)
こういったように結論→理由→事例→結論を繰り返すという話の組み立て方が一般的にわかりやすいと言われています。
ガチガチに守る必要はありませんが、PREP法をある程度意識して話すことにより、話が分かりやすくなり伝わる自己PRとなっていきます。
3-2企業の求めている人物像に対してアピールする
自分の興味のない話をされても面白くないように、企業の求めている人物に当てはまらないような自己PRをしてしまっては伝わりにくいです。
企業の求めている人物像をそのままアピールする必要はありませんが、自分の中にある要素で企業の欲しい像に当てはまることをアピールしていきましょう。
企業の欲しい像に合わせたアピールというのは本当に大切です。
恋愛でも気になる異性の好きなタイプを聞いたらそこに当てはまるような一面を出していきますよね。
恋愛と就活や転職は似ているのでそこでイメージするとわかりやすいかと思います。
企業に合った自己PRをしていくために企業分析や自己分析が必要になってきます。
3-3組み立て方
自己PRの話の組み立てとしてはPREP法を使いながら、以下のようなことを組み立てていきます。
・エピソード
・こういうことができる、していきたい
エピソードも深さと量どちらかで勝負しているので、もし自信のあるエピソードがない場合いくつかのエピソードを組み合わせてアピールしても効果的です。
3-4盛り込むべき3つの内容
PREP法は形式の話でしたが、内容的には以下の3つのことを含めるようにしていきましょう。
・何ができるか
・今後どうしていくか
口だけでは何とでも言えてしまうので、アピールしていく際には行動ベースで何をしてきて、何ができるのか、今後どういった方向に向かっていくのかということを伝えていくことが大切です。
PREP法を基礎としつつ、この3つを盛り込んだ自己PRを作っていきましょう。
4.自己PR例文
4-1目的達成能力をアピ―ル
自己PRで目的達成能力をアピールする場合、客観的に見てすごい事である方が効果的なので、できるだけすごい事を持ってくると良いです。
すごい事と言っても結果だけでなく、他の人はこうだったが私はこうだったや、長年目標を達成し続けたなどと言ったアピールも効果的です。
私には目的達成能力があります。
具体的には新規事業としてwebメディアの立ち上げに携わり、立ち上げから一年間で月間100万PVを獲得するまでもっていきました。
webメディアを運営していくにあたって、サイト自体に記事を入れたり、デザインをしていったりと更新していく、SNSも育て発信していく、どうしたらより人の目に付くかの新しい方法をいくつも試していくといった様々な行動がある中、毎日の計画をいつも120%ほど上乗せして行っていき、目標を達成していきました。
私はその経験から目標を達成するために泥臭く行動計画を達成していく、新しいことをどんどんしていって試行錯誤を繰り返すという能力が身に付きました。
そのため御社に入社させていただいたらどんな仕事でも泥臭く、新しいことも恐れずに挑戦していき目標を達成していきます。
4-2行動力をアピール
自己PRで行動力をアピールする際は「新しいことに挑戦する」行動力と「足で情報を得に行く」行動力をアピールしていくと興味を持ってもらいやすいです。
しっかり行動ベースで伝えていきましょう。
私には行動力があります。
私は販売員として週に50~60時間は実働する中、休みの日や空いた時間には他のショップに客として行き、販売力で盗めるところはないか、どういうものが流行っているのかの情報を足で手に入れ、自分の販売に活かしてきました。
繁忙期などは休みも少なくなるので、時期には寄りますが、週に10~20ほどのショップを回った経験から、売り上げは自店で常に1位をキープできるようになりました。
以上の経験から私は自分の足を動かして行動する大切さがわかったので、どんどん行動していける行動力が身に付きました。
御社に入社させていただいてもこの行動力で実際のお客様の声を取りに行き、改善を繰り返していきます。
4-3コツコツ努力できることをアピール
自己PRでコツコツ努力が出来ることをアピールする場合、いくつものことをやっているか、長年やっていて、どういう目的があってどんな結果が出たかということも一緒に含めると伝わりやすいです。
私はコツコツ努力できることがいいところだと思います。
初めて就いた営業の仕事で最初の半年ほどは全く成果が出なかったので、今後のためにも力をつけるために、3つのことを行うことを決めました。
1つ目は毎週ロールプレイングしてもらうことです。
振り返らないとざるに水を入れているように、能力も知識も身に付かないと考えたので、月の始まりにこの週はこの人この週はこの人と決めてロールプレイングを約2年ほど行っていて今もしています。
2つ目は毎日少しでも営業の本を読み実践で試してみることです。
自分のやり方を確立するためにも、この会社だけでなく色んな場面で力を発揮できるようんなるためにも情報収集して実践で試すということをやってきました。
3つ目は少しずつやることを増やしていくことです。
結果のためには量も大切だと考え、効率を高めて訪問数を上げていきました。
他の同じ部署のメンバーは1日に5件前後訪問するのですが私は現在毎日10件以上訪問しています。
以上の3つの施策を打った結果すぐには効果が出ませんでしたが1年でトップセールスなることができました。
以上の経験から私はコツコツ努力することが身に付いたので、御社でもすぐに結果が出なかったとしてもコツコツ努力していき長期的に大きな結果を出せるようにしていきます。
4-4リーダシップをアピール
自己PRでリーダシップをアピールする場合は人にどういうことをして、組織としてどういった結果が起こったかということを中心に話していくとより伝わりやすいです。
私にはリーダーシップがあります。
中学、高校、大学と常に部長や代表をやっていき、リーダーシップを発揮していきました。
特に現職で5人をまとめて営業の組織リーダーとしての経験が特にリーダーシップを発揮した経験です。
そこでは目標数字を与えられ達成していくといったことだったのですが、私は常にどう働けばみんなが気持ちよく働けるか、いい影響を与えられるか、結果が出せるかということを常に考えてまいりました。
行動としては
・メンバーの悩み事に第一に時間を割き解決していく
・メンバーが元気なかったり結果を出せていなかったらフォローする
・目標を細かい行動に分解して、悪いところに対して策を打つ
という施策をしていったところ、4チーム中年間の目標達成率1位を達成することができました。
この経験からたとえリーダーでなくてもチームの全体像や、メンバーのフォローをしていく癖がついたので、御社でもリーダーシップを発揮していきます。
まとめ
自己PRの伝え方であなたの合否が決まるといっても過言ではありません。
転職の面接において自己PRは非常に大切なので、しっかり力を入れて対策していきましょう。
自己PRを作っていく段階で、自分の良さを見直すことで、仕事にも良いところをより良く使うことができ、いい影響が出てきます。