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ロジカルシンキング(論理的思考)ができると仕事の質が上がる
社会人に必要な能力の一つとして、ロジカルシンキング(論理的思考)が挙げられます。
ロジカルシンキングとは、簡単に言うと、物事を効率的に行う考え方です。
ロジカルシンキングができるようになると、
- 目標に早くたどり着ける
- 相手に伝わりやすい話ができるようになる
- 仕事が早くできるようになる
といった効果があるので、年収アップ、昇進、事業の成功につながるでしょう。
今回は、そのロジカルシンキング(論理的思考)について、どういったものなのかというところから、トレーニング方法、おすすめの本までを紹介していきます。
ぜひロジカルシンキングを身に着けて、仕事での成果をアップさせてください。
ロジカルシンキング(論理的思考)とは
ロジカルシンキング(論理的思考)とは、物事を客観的な事実を基に論理的に考えることで、仕事では目標を決める際、目標に向かって効果的な行動をする際に必要になってきます。
仕事は基本的に何かの目標があって、それに向かって行動していくので、このロジカルシンキングができることで、大きな結果を残すことができたり、目標をしっかり達成できたりします。
ロジカルシンキングができるかという点は、実務で結果を出せるかということにも、リーダーやマネージャーになっていけるかということにも、関わってくるので、しっかり学んでいく必要があるでしょう。
また周りの人が論理的思考力が無かったり、間違った論理的思考力を持ってしまっていると、普段の仕事でロジカルシンキングはなかなか身に着かないので、ぜひこの記事を見て身に着けてください。
ロジカルシンキング(論理的思考)のトレーニング方法
ここからは、論理的思考力を効率的に鍛えて、仕事の成果を上げるトレーニング方法を紹介していきます。
ロジカルシンキングは、どんな仕事の人にも、どの方面の人にも役立つものになっています。
今からすぐにできるカンタンな方法を紹介していくので、ぜひやりやすいことから取り入れて、昇給、昇格を近づけてください。
常に仮説を立ててテストをする
普段の仕事から何事でも、「仮説→検証」の考えをしていくと、ロジカルシンキングの能力は飛躍的に上がります。
例えば、販売の仕事をしていたら、「商品説明から入る」のと「お客に対して質問から入る」といった接客を二つしてみて、どちらの成約率が高いか考えていくといった方法です。
対面での仕事はもちろん、Web上でもデータは取れるようになってきているので、試してみて効果を測定するということは、ロジカルシンキングを身に着けるだけでなく成果のために非常に重要です。
まずは、今やっていることを「仮説→検証」に落とし込めないかを考え、それに慣れてきたら次は、この「仮説→検証」を使って、もっと仕事で成果を上げられないか考えていきましょう。
それだけで飛躍的に論理的思考が身に着くでしょう。
数学を勉強する
ロジカルシンキングを身に着けるために、少し遠回りですが、根本的に論理的思考力を身に着ける方法としておすすめなのが、数学を勉強し直すということです。
数学は一つの答えに向かって、色んな解き方を考えていくので、この答えに向かう作業でロジカルシンキングの根本を学ぶことができます。
「今でしょ」で人気になった林先生も”学校の勉強で数学が一番大切”と言っているので、数学を学び直すことのメリットは計り知れないでしょう。
ロジカルシンキングを身に着けるためにも、ぜひ数学を勉強してみてください。
物事に対して「なぜ」を繰り返す
ロジカルシンキングは、基本的に”目標を達成するためのどういった行動が効果的か”ということを導き出すのに使われますが、鍛えるためにはその逆をしていくことも効果的です。
例えば、「このレストランはなぜこの席の配置にしているのか」「電車でよく見かける広告はなぜこの言葉を使っているのか」「なぜ同じタイミングで入社した○○さんは△△産の3倍の成績を上げられるのか」といったところです。
答えが正確にわからないこともありますが、考えることが大切なので、まず「当たり前」と思っていることに関しても、「なぜ」を繰り返していきましょう。
算数でも確かめ算をやって、公式を覚えたように、ロジカルシンキングでも確かめ算をひたすらやることで能力を上げることができます。
難しいことを簡単にまとめる
具体的に普段から仕事でできる、ロジカルシンキングのトレーニング方法としておすすめなのが、難しいことを簡単にまとめるということです。
難しいことを簡単に説明できる能力が身に着けば、どの仕事でも役に立つので、非常に重宝するでしょう。
また難しいことを簡単にまとめるには、論理的思考力だけでなく、コミュニケーション能力や、理解力も必要となってくるので、様々な能力が鍛えられます。
実務に実際に役に立ち、論理的思考力、コミュニケーション能力、理解力が身に着くので、やっていくことをおすすめします。
対面で話すときも、文章で伝えるときも、常に相手に一番伝わりやすい方法を考えて、伝えるようにしましょう。
事実やデータに基づいて物事を判断する
論理的に考える際に、客観的事実であるかということも大切になってきます。
人の意見も大切ですが、意見だと大多数の人に当てはまるかは定かではないので、論理的思考力を磨いていくためには、事実やデータに基づくことが大切です。
感情や意見も無視はできませんが、事実やデータに基づいて判断していくことで、結果も出やすくなってくるので、事実やデータに基づいて議論をするということを常に意識しておきましょう。
事実と事実以外を分ける
優秀な人、ロジカルシンキングができる人は、事実なのか、意見なのかといったことを分けて考えます。
○○ということが起こりました
と
○○ということが起こると思います
では本質的に状況は違うので、そういった事実をと意見を分けて考えることができると、論理的思考力が身に着いていくでしょう。
本を頭の中で整理しながら読む
ただ本を読むだけで、論理的思考力がつくということはありませんが、頭の中で整理をしながら読むことで、ロジカルシンキングができるようになります。
またロジカルシンキングを鍛えるために読む本は、ビジネス書のようなものをおすすめします。
ビジネス書を読む際に、
- 伝えたいことをどういう順番で伝えているのか
- 一番伝えたいことは何か
- なぜその伝え方をしているのか
を考えていくと、ロジカルシンキングのトレーニングになります。
本も著者は大体何かの結果を残した人ですし、何人も厳しいチェックを経て出版されているので、読み方を工夫するだけで、より役に立てられるでしょう。
ロジカルシンキング(論理的思考)のトレーニングにおすすめの本
ここからは、論理的思考力を鍛える際におすすめの本を紹介していきます。
一般的に論理的思考力があると言われている、外資系コンサルティング会社に勤める人や、経営者への調査を基に、編集部が徹底調査して厳選したものを紹介していくので、ロジカルシンキングのトレーニングをしていくのに、ぜひご活用ください。
1.ロジカル・シンキング
「ロジカル・シンキング」は、最高のコンサルティング会社と言われているマッキンゼーで活躍をしている著者が、「ロジカルシンキング」について書いたもので、ロジカルシンキングの教科書のようなものです。
特にコミュニケーションに役立つ論理的思考力を身に着けることができると言われているので、仕事にすぐに役立てることができるでしょう。
ロジカルシンキングをトレーニングしていきたいと考えたら、まず読んで欲しいおすすめの本です。
2.世界一やさしい問題解決の授業
世界一やさしい問題解決の授業は、1番売れている問題解決の本で、論理的思考力を鍛えるのにぴったりの本です。
この「世界一やさしい問題解決の授業」は、その名の通り非常にわかりやすく、論理的思考、ロジカルシンキングについて知ることができます。
「ロジカルシンキングってそもそもどういうこと?」「自分には論理性なんて全くない」という人は、この「世界一やさしい問題解決の授業」から始めていくことをおすすめします。
3.1分で話せ
「1分で話せ」は、発売半年で180,000部を超える大ヒットとなっているビジネス書で、主に論理的に相手に伝える方法について紹介しています。
この本を読んで、行動をしっかりしていくことで、論理的思考力を身に着け、物事をより良く伝えられるようになるので、仕事の色んな場面で役に立つでしょう。
論理的思考力を身に着けるにあたって、「話すのがうまくなりたい」「論理的に話せるようになりたい」という人に特におすすめの本です。
4.ファシリテーションの教科書
ファシリテーションとは、会議の進行役のことですが、この「ファシリテーションの教科書」には、会議をうまく進めていく方法が書いてあり、それを学んでいくことで、論理的思考力を身に着けることができます。
会議は、短時間で何かしらの成果物を出さなければいけないので、進行役には高い論理的思考力と、コミュニケーション能力が必要と言われています。
「ファシリテーションの教科書」では、会議の進行の方法、高いコミュニケーション能力、論理的思考力を学ぶことができるので、「とにかく成長していきたい」という人に特におすすめの本です。
5.イシューからはじめよ
「イシューから始めよ」は「脳科学×マッキンゼー×ヤフー」でのトリプルキャリアを歩んだ著者が生み出した、究極の問題解決法を紹介している本です。
問題解決にも論理的思考力を使いますし、問題解決法を学ぶことで、仕事に大いに役立つので、すべて職業の人におすすめできる本です。
「新規事業を任された」「目標に向かっていく際に何から始めていいのかが分からない」という人に特におすすめの本です。
6.考える技術・書く技術
この本は、マッキンゼーを始めとする、世界の主要コンサルティングファームでライティングコースを教えている著者が、論理的な文章を書くために必要なことをまとめた本です
論理的な文章を書くことができると、文章を扱う仕事の人はもちろん、メールや議事録、書置きなどにも役に立つので、仕事の能率が高まります。
文章を書くことを仕事にしている人には必読の本と言われているので、文章を書くことを仕事にしていて、論理的思考力が欲しい方は、ぜひ読んでみてください。
ロジカルシンキング(論理的思考)をトレーニングして仕事の質を高めよう
今回は、ロジカルシンキング(論理的思考)とは何か、というところから、トレーニング方法、おすすめの本について紹介しました。
ロジカルシンキングができるようになると、仕事の質は圧倒的に上がり、昇進、昇給に繋がるでしょう。
ロジカルシンキングも考え方なので、しっかりと意識をして、少しずつ癖をつけていけば、後天的に誰でも身につけられるようになります。
ぜひロジカルシンキングを身に着けて、仕事の質を圧倒的に高めてください。