contents
プレゼンテーションが上手くなりたい
クライアントに向けたサービスの説明であったり、社内での会議であったり、プレゼンテーションをする場面は多くあるかと思います。
ただ、毎回しっかり準備するもなかなか100点満点のプレゼンテーションができないという方も多いでしょう。
今回は、そういったプレゼンテーションをよくするけど、なかなかうまくできないといった方に向け、プレゼンテーション上達におすすめの本を紹介していきます。
話の組み立て方から、話し方、語彙力についてまで、それぞれおすすめの本を紹介していくので、一通り学んでいただければ、プレゼンテーションの達人になれることをお約束します。
プレゼンテーションは本から学ぶと早く上達できる
プレゼンテーションを上達していくためには、まず本を読むことをおすすめします。
本を読むことで、
- 客観的な伝える力を身に着けられる
- 頭で整理する力がつく
といった能力も身に着くので、プレゼンテーションのために必要でしょう。
上司や同僚から、フィードバックをもらうといったことも大切ですが、人を間違えると逆効果になる場合もあるので、注意が必要です。
本を読んで学ぶ、実践練習でフィードバックをもらうという流れが一番上達が早いでしょう。
本を読むことで、直接プレゼンテーションに役立つ情報を得られるだけでなく、先ほど紹介したような「客観的な伝える力を身に着けられる」「頭で整理する力がつく」といったことも身に着くので、おすすめです。
上手いプレゼンテーションに必要な能力
ここからは、プレゼンテーションに必要な能力は以下の通りです。
- 論理的に話を組み立てる能力
- 語彙力
- 伝える力
プレゼンテーションに必要な能力を確認して、自分に足りない能力を補えるような本を選んでいくことで、効率的にプレゼンを上達していけるようになるので、ぜひ確認してください。
論理的に話を組み立てる能力
プレゼンテーションは以下のように作っていくので、まず話の組み立て方が非常に大切です。
いくら話すのがうまくても、内容が分かりづらいと、伝わるプレゼンテーションにならないでしょう。
上手いプレゼンテーションというと、話し方に目が行きがちですが、話を組み立てる力も重要なので、意識して学んでいきましょう。
語彙力
プレゼンテーションを作っていくにあたって、語彙力も非常に大切です。
良いプレゼンテーションは、ただ伝えるだけでなく、”相手の心を動かす”ようなものと言われています。
心を動かすようなプレゼンテーションでは、言葉一つひとつの選び方が非常に大切で、語彙力がものを言います。
また、内容を完全に暗記して話さないのであれば、話す際にも語彙力は必要になってきます。
伝える力
声のトーン、身振り手振り、表情などの伝え方、伝える力ももちろん大切です。
一説によると、人は話の中身より、話している姿勢の方が印象に残ると言われていて、
- 自信なく良いことを話す
- 自信満々に伝わりにくい内容を話す
といったことを比べた場合、後者の方が伝わりやすいといったことも言われています。
話す姿勢、伝え方、伝える力ということは非常に大切なので、しっかり確認していきましょう。
プレゼンテーション上達におすすめの本9選
いよいよ、プレゼンテーション上達におすすめの本を紹介していきます。
- 筆者が、1000回を超えるプレゼンテーションを行った際に役立った本
- 筆者が見てきたプレゼンテーションで素晴らしいと思った人に調査をした本
を紹介していきます。
プレゼンテーション全体に役立つ本、構成を作る際に役立つ本、伝え方を鍛えるのに役立つ本をそれぞれ紹介していくので、ぜひ自分に合った本を見つけてください。
プレゼンテーション全体におすすめの本2冊
まずプレゼンテーションをしていくにあたって、プレゼンテーション全体に役立つ本を紹介していきます。
自分に何が足りないのかわからないという方は、まずここから読んでみてください。
1.スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
世界最高のプレゼンターであったと言っても過言ではない、スティーブ・ジョブズのプレゼン方法を記した1冊です。
iPhoneの性能がいくらいいからといって、彼のプレゼンが無かったらここまで流行していなかったかもしれません。
この本では特に、
- 魅力的なプレゼンテーション
- 心に響くプレゼンテーション
- 簡単な言葉で意味をしっかり伝える
ということができるようになります。
まずプレゼンテーション全体を良くしていくために、この本を読んでみてください。
2.世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられているプレゼンの基本
この本はその名の通り、世界最高の企業と言われる「GE(ゼネラル・エレクトリック)」のプレゼン研修トレーナーとして、活躍する著者が書いた本です。
内容はプレゼンテーションをとにかく簡潔にするということを目的に書かれています。
多くの人は、プレゼンテーションをややこしくしてしまい、伝わりにくくしてしまいますが、それをシンプルでわかりやすいものに変えてくれるでしょう。
・世界最高の機関で行われているプレゼンの研修を知れる
・話す内容や文章を簡潔で伝わりやすくできる
「何言っているかよく分からない」「で、結局何が言いたいの?」と言われる方に特におすすめの本です。
プレゼンテーションの構成を作るのにおすすめの本2冊
次に、プレゼンテーションの構成を作るのにおすすめの本を紹介していきます。
なかなか相手に伝えたいことが伝わらないと感じている方は、ここで紹介する本を読んでみてください。
3.ロジカル・プレゼンテーション
この本は、論理的に話を組み立てる方法が分かるので、プレゼンテーションの話の組み立てをする際に役に立ちます。
「正しく考え」「正しく伝える」ことを明瞭で臨場感のあるストーリーで伝えるこの本は、読みやすく意味も伝わってきやすいです。
また、ロジカルシンキングもただ欧米のまねごとをするのではなく、実際に筆者が日本社会に合わせた、日本で使えるロジカルシンキングを提唱しているので、すぐに役立てることができるでしょう。
・ストーリーになっているのでわかりやすい
・ベテランの方が基本を見直すのにも使える
プレゼンテーションはまず話の組み立てが非常に大切なので、「プレゼンテーションが苦手」という方は、ぜひ読んでみてください。
4.戦略的プレゼンテーション
『戦略的プレゼンテーション』は、経営戦略コンサルタント アクセス・ビジネス・コンサルティング株式会社 代表 一般社団法人プレゼンテーション検定協会 代表理事などを務める、日本におけるプレゼンテーションの権威である筆者が記した本です。
この本を読むと、戦略的にプレゼンを組みたて、相手をこちらが思っているような行動をしてもらえるようなプレゼンができるようになります。
・目的を叶えるプレゼンテーションができるようになる
相手の心理を考えたプレゼンを作っていく内容なので、プレゼンテーションの中でも、特に営業や少人数に対するプレゼンに効果を発揮してくれるでしょう。
「プレゼンテーションで相手を思うように動かしたい」と考えている方は、ぜひ読んでみてください。
伝える力を身に着けるのにおすすめの本3冊
ここからは、実際にどういったように伝えていけばいいのかということが分かる本を紹介していきます。
「人前で話すのが苦手」という方は、まずここから読んでみてください。
5.話し方入門
『話し方入門』は、歴史的ベストセラーを何冊も出している、D.カーネギーの著書で、「人前で話すのが得意でなくでも、しっかり取り組めば上手く話せるようになる」と言われている本です。
カーネギー氏が、長年の経験で得た深い人間洞察から、記された本なので、伝え方と同時に人間心理も学ぶことができます。
・人間心理を学ぶことができコミュニケーション全般に役立つ
・人前で話すのが苦手な人もプレゼンが得意になる
不朽の名作と言われていて、どんな方が読んでも学ぶことができるので、ぜひ読んでみてください。
6.伝える力
言わずと知れた伝え方のプロフェッショナルである、池上彰さんの著書『伝える力』は、累計200万部以上売れていて、多くの社会人の伝える力を改善している本です。
この本の良さは、池上さんならではの非常にわかりやすい表現で、伝える力について学べることとなっています。
・小学生相手にも伝わる話し方ができるようになる
・内容自体わかりやすく読みやすい
『伝える力』は、伝える力の初歩を、わかりやすく学ぶことができるので、「本当に人前で話すのが苦手」「今まで読書もほとんどしたことない」という方に特におすすめです。
7.1分で話せ
『1分で話せ』は、アマゾンランキングで8週連続1位を獲得したこともある、評判も非常にいい伝えることに関した本です。
ソフトバンクの孫社長も支持しているなど、世界的な著名人からも評価を得ていて、評価は抜群と言えるでしょう。
内容に関しても、とにかく短い言葉で、的確に伝える方法が記してあり、プレゼンだけでなく、仕事でのコミュニケーション全般に役立つものになっています。
話し手のメンタルの部分から解説していくので、どんな原因でも解決していくことができるでしょう。
・メンタルの部分から解説していて、根本から伝える力を鍛えられる
ぜひ、世界的に認められている本書を読んで、世界レベルのプレゼンテーションを身に着けてください。
語彙力を身に着けるのにおすすめの本2冊
ここからは、プレゼンテーションにおける語彙力を身に着けるのにおすすめの本を紹介していきます。
「言葉がうまく出てこない」「適切な説明が上手くできない」と感じている方は、ぜひ読んでみてください。
8.「影響言語」で人を動かす
この『「影響言語」で人を動かす』では、相手のタイプ別に合わせた話法で、伝えたい相手に的確に伝えられるようになると言われています。
その相手のタイプを見抜く方法まで書かれているので、プレゼンテーションはもちろん、営業や、商談、交渉にも役に立つでしょう。
・プレゼンテーションに必要な語彙力が身に着く
一つひとつの言葉使いを相手に合わせてどう使うかということまで学べるので、プレゼンテーションで必要な語彙力を学ぶことができます。
『「影響言語」で人を動かす』は、「プレゼンや交渉に波がある」「相性の良くない相手に上手くプレゼンできない」といった方に特におすすめです。
9.人を動かす言葉の技術 自分の考えを100%伝えきる「アクション言語」を身につけろ!
この本では、相手が「動く言葉」「動かない言葉」の違いを知ることができるので、言葉で相手の行動に働きかけることができます。
例えば、部下に対して「このやり方、わかるよね?」といってもなかなか動いてくれませんが、 「これ、次は一人でできる?」という伝え方をすることで、しっかり動いてもらえるようになるでしょう。
プレゼンの最終目標は相手に行動してもらうことなので、この『人を動かす言葉の技術』で、人を動かす言葉を学ぶことで、良いプレゼンができるようになります。
・ちょっとした指示も伝わりやすくなる
「人になかなか思う通りに動いてもらえない」という方は、ぜひこの本を読んで、相手が「動く言葉」「動かない言葉」の違いを知っていってください。
本でプレゼンテーションのレベルアップしよう
今回は、プレゼンテーション上達におすすめの本を紹介しました。
プレゼンテーション上達におすすめの本は以下の通りです。
著書名 | 主に役立つ内容 |
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン | プレゼンテーション全体 |
プレゼンの基本 | プレゼンテーション全体 |
ロジカル・プレゼンテーション | 内容の構成 |
戦略的プレゼンテーション | 内容の構成 |
話し方入門 | 伝える力 |
伝える力 | 伝える力 |
1分で話せ | 伝える力 |
「影響言語」で人を動かす | 語彙力 |
人を動かす言葉の技術 | 語彙力 |
プレゼンテーションは様々な能力が合わさって、良いものができるようになっているので、ぜひ本を読んで、
- 論理的に話を組み立てる能力
- 伝える力
- 語彙力
を身に着けていってください。
プレゼンテーションが得意になると、昇給や昇進といったこともかなり近くなるので、本を買っても金額を取り返すことはカンタンでしょう。
ぜひプレゼンテーションを上達させ、社会人生活をより良くしてください!