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優秀なリーダーには共通点がある
スティーブ・ジョブズのように無理難題を目標に掲げるもどんどん成功させていってしまうリーダーってかっこいいですよね。
そのリーダーに変わったとたん売り上げが5倍になるなど、日本の職場でも結構あります。
優秀なリーダーには才能がないとなれないのでしょうか?
実はそんなことはありません。
一定の共通点や素質を身に着けることにより、あなたなりに組織を引っ張っていけるようになります。
成果が残せる優秀なリーダーは様々な経験や知識が必要なので結果が残せるリーダーになるためにはコツコツと出来ることをしていくことが一番の近道です。
今回は結果が残せるリーダーを優秀なリーダーとして、共通点を4つにまとめましたので、ここで学んだことを行動に移し、リーダーやマネージャーになりたい人を出し抜いていってください。
【優秀なリーダーの5つの共通点】
- 優秀なメンバーに任せることができる
- 尋常ではない粘り強さがある
- 責任を持っており、人と違うことを恐れない
- 数字に強い
- 結果が出ていても学び続ける
1.優秀なリーダーは優秀なメンバーに任せることができる
ひと昔前のリーダーであれば一つ一つ指示をし、それがちゃんと遂行されているかを確認するのが優秀なリーダー像でした。
ひと昔前では物を作れば売れたのでやることが明確で、それを分担して遂行していれば成果が出る時代だったので、リーダーもちゃんと遂行されているかを確認できる人が選ばれました。
ですが今は時代がどんどん変わっていて、物を作れば売れる時代は終わりました。
そのため今の優秀なリーダーには以下のことが必要です。
・全体最適視点で考える
1-1細かい指示ではなく大きなビジョンの共有をする
時代の流れが早く今後どうなっていくか想像しづらい状況である現代では、細かく指示していく形であると新しい分野に対応できなくなっています。
的確な指示が出来るよりもビジョンを語り、方向性を示して、細かいところは優秀なメンバーに任せる能力が今後必要になってきます。
まだ部下が優秀ではない可能性もありますが、細かい指示を出していては部下が優秀にもなっていきません。
ビジョンを語り任せられるところを任せていくことで、あなたのリーダーとしての能力も信頼も積み重なっていきます。
1-2ビジョンの共有は言動双方でしていく
ビジョンの共有は言葉だけでなく行動でも示す必要があります。
言葉だけではなんとでも言えてしまいますし、行動が伴うことでリーダーの本気度も伝わり、ビジョンが伝わりやすくなります。
自分は現場に出て動いていないのに、口ばっかり出してくる人は信頼できませんよね。
メンバーを優秀にしていくためにも、部下の能力を引き出すためにも、細かい指示よりまずは背中で見せていきましょう。
泥臭く行動していくのは面倒ですが、メンバーに火をつけることもできますし、自分で体験しているからこそメンバーの悩み解決もしていけます。
私も5人のユニットをまとめていた時がありましたが、ある時気づいて自分が一番量やっていこうと思い実践したところ、先月比1.5倍ほどに業績がのびました。
1-3全体最適視点で物事を考える
部下を持った際、仕事が最適に進められているかを考え、検証することがリーダーの役目になってきます。
優秀なリーダーは、全体最適視点と言い個人個人だけでなくチームとして最適な結果を出しているか、という考えをもっています。
優秀なリーダーになるためにはチームプレイで効率よく目標達成に向かっていけるよう、全体最適視点で物事を考える癖をつけましょう。
この全体最適視点がリーダーになり人メンバーを動かしていくうえでとても大切になってきます。
全体最適視点は以下の意識を持つことで身に付きます。
・メンバーの適材適所を見抜く
・逆算をして目標に向かう
・状況を的確に理解する
・的確に指示をし迷わせない
全体最適視点を持つためには意識が大切です。働きやすい場作りも大切ですが、非効率な部分には厳しく意見を言い変えていけるようにしていきましょう。
2.優秀なリーダーは尋常ではない粘り強さがある
優秀なリーダーは粘り強さがあります。
能力も大事ではありますが、優秀なリーダーには逆境に負けない心や限界ギリギリまでやりきる精神的強さが必要です。
2-1リーダーは弱みを見せてはならない
リーダーは目標に到達しないのではないか、事業が失敗してしまうのではないかといった恐怖と戦い、過酷な状況でも前向きに達成の方向性をメンバーに見出していかなければなりません。
ネガティブもポジティブもメンバーに大きく影響を与えるので、メンタル面も強くなくてはいけません。
そのため優秀なリーダーは粘り強さが桁外れにあります。
粘り強く仕事をしていけるようになるためには、常日頃から出来そうもないことでも出来るようにしていく経験、困難でも前を進んで達成した経験が必要です。
無理そうなことにも常日頃からチャレンジして、困難にも弱気にならず立ち向かう力を身に着けていきましょう。
2-2感情をコントロールできる
優秀なリーダーは自分がどのようなことが起こったらどのような状態になるのかよく知っています。
悪い流れはできるだけ早めに止め、いい流れを早く取り入れられるので、組織に良い影響を与えます。
人間は起こったことに対し自分で選択して感情を起こしていると言われています。
例えば横入りをされたときに別に急いでなければまあいいやと思えますけど、急いでいたりどうしても欲しい限定商品であったりすると怒りますよね。同じ横入りをされた状況でも人や状況によって怒るかが変わってくるのは人が感情を選択しているのです。
それは自分でそれを手に入れる方が大切だと考えているので、怒るという感情を選択しています。
起こった出来事に対して過剰に反応しない精神を身に着けるため、まずは自分が何にどう反応するのか観察してみましょう。
2-3決まりの限界まで使って仕事をする、または決まりを作る
不正は絶対にいけませんが、優秀なリーダーはどんな泥臭いことでもやって目標を達成しようという精神があります。
また自分が正しいと思えば決められたことでも逆らっていける強さがあるので、新しい決まりを作りさらにチームを強くしていけます。
優秀なリーダーは結果をとにかく出そうという気持ちから、常にいい方法はないかと考えています。
今自分のやっている仕事でも、他に良いやり方はないか、業務時間半分で同じ結果を出せないかなど、多角的なやり方で仕事に取組み、この感覚を身に着けていきましょう。
2-4決められたことを必ずやる、やらせる
当たり前のことをしっかりやることがすっごく大切です。
99.9%の人は天才ではないので、当たり前のことをしっかりやっていくことでしか差をつけることができません。
大きな組織になってくると自然と組織にゆるみが出て、決められたことを守らない人が出てきます。
決めたことをすべてしっかりやれる人は少ないですが、優秀なリーダーは決めたことは必ずやり遂げ、メンバーにもそれを求めます。
成果云々の前に決められたことをしっかりやらないと効果検証できないので先に進めません。そのため優秀なリーダーは決められたことは必ずこなしていきます。
決められたことをほとんど守ることができるか、絶対にやるかというところには将来的に大きな違いがあります。
優秀なリーダーこそそういった細かいところにこだわり、当たり前のことをしっかりやらせていきます。
結果を出すためにも信頼されるためにも一番重要といっても過言ではないので、決められたことをきっちり最後までやるといったことを心がけていきましょう。
仕事ができる人の特徴も以下でまとめていますので、今の仕事が上手くいっていない人はこちらもチェックしてください。
2-5行動力が高く、自分が一番働く
リーダーはメンバーのお手本になるような人がふさわしいです。
自分が一生懸命働くことで成果も出やすくなりますし、メンバーもそれを基準に働いていくので、すぐさま行動に移し一番働くのが優秀なリーダーです。
いくら過去に実績があっても、今行動していない人はメンバーからの支持も薄くなっていってしまいます。
メンバーの悩みを受けるときも、解決策を一緒に考えフォローをしていく行動をしていくことで、メンバーから信頼が得られ、あの人のためにも頑張ろうと思ってもらえるでしょう。
メンバーと同じ仕事をする必要はありませんが、メンバーが「あの人の仕事量は自分じゃこなせない」と思うレベルで仕事をしていくと優秀なリーダーになっていけます。
3.優秀なリーダーは責任を持っており、人と違うことを恐れない
優秀なリーダーは人の目を気にしません。
働きやすいように職場の雰囲気を考えたりはしますが、違うと思ったことやだらだらしていたりするところには厳しくしていきます。
結果を出すことを最優先に考えることができるのが優秀なリーダーです。
3-1自分の考えに責任を持つ
責任を取りたくないから発言しない、自分で決めない人が最近の日本では多いように感じます。
自分で判断を下さない人はそういう性格と思っているのかもしれませんが、ただ怖がっているだけです。自分の行ったことに責任を取って、もし失敗したら否定されるのが怖いといった感覚から自分で判断を下さないという選択を取っています。
否定したり失敗したりしたら怖いからと、自分の考えに責任を持たないといつになっても上に上がれません。
考え行動し発言した人に仕事や人が集まるので、自分で考えて行動を起こさなくては一生使われる身になります。
優秀なリーダーになっていきたいのであれば、自分の考えを積極的に話し結果に責任を持ちましょう。
失敗しても最悪クビになるくらいですし若いうちに失敗を恐れて自分で考えていかないと、使えないおじさんになってしまいます。
縮こまって働くくらいなら、クビになるくらい動いた方が大きなチャンスが巡ってきやすくなります。
3-2違う意見の人と議論がしっかりできる
組織では違う意見の人とうまくかかわることができず、疎外したり、空気を悪くしたり、拒絶してしまう人が多いです。
人の意見が100%合う方が珍しく、どの意見でも何かしらの役に立ちます。
意見の違う人の意見も聞き入れ建設的な議論を出来るようになるとより結果を出しやすくなるでしょう。
伸びているベンチャーを見ていると役職者とメンバーがゴリゴリに議論を交わしている場面を見かけます。
ただ単に自分と違う意見は役に立ちますし、しっかり聞いているという姿勢はメンバーのモチベーションも上げ、議論が活発になっていきます。
無意識のうちに反対意見を否定して空気を悪くしてしまっている人もいるので、ちゃんと人の意見を聞けているか心に聞いてみましょう。
意見が違うメンバ―の意見も真っ向から否定せず、いいところを取り入れられるようになりましょう。
3-3自尊心が高い
自分の考えに責任が持てるということは、自分をありのまま認めている=自尊心が高いということになります。
ありのままの自分を認め、自分を愛するということが大切になってきます。
自分を愛せる人は人を愛すことができ、長所や得意なことを見抜きチームで活用していけます。
自尊心を高めていくのも優秀なリーダーになる条件の一つです。
自尊心については下記にまとめてあるので、自尊心について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
3-4失敗を経験ととらえ恐れない
自分の考え方に責任を持つということは、失敗した場合には自分の責任と認めなくてはならないわけです。
そのこと自体確かに辛いですが、多少失敗したくらいでは物理的なダメージはほぼなく評判も落ちる人もいれば、よくやったと上がる人もいます。
あまり知られていないかもしれませんが、多くの偉人は失敗をしまくってやっとした大成功で歴史に名を残しています。
エジソンだって失敗した実験は何十何百とありますし、スティーブジョブズもアップルを追放された経験もあります。
失敗して立ち上がらない人、失敗を怖がって動かない人はいつまでたっても能力は上がっていかないでしょう。
何度か挑戦して失敗したら、失敗なんて怖くなくなるので、まず失敗してみてください。あなたが思っている1/10くらいしか被害がないことに気づくはずです。
3-5自分の当たり前を押し付けない
「お前はこんなことも出来ないのか」「それって常識だぞ」と言う人は自分の感覚で仕事をしていて相手を理解しようという気がないので、リーダーとして信頼もされませんし、結果も上げにくいです。
そのような人がリーダーになってしまうと空気も悪くなりますし、顧客など仕事相手のことを考える能力も低いので、仕事がうまく回っていきません。
例えば部下が何かミスをしてしまったときには、「何してんだよ」と言う前に、どうしてそうなってしまったのか、どういう考えがその人にはあったのか、今後どうしていったらそれが無くなるのか一緒に考えてあげられる人がリーダーとして信頼されやすいですし、成果も上げていけます。
自分の当たり前を押し付けないようにするためには常に意識していく必要がありますが、優秀なリーダーになっていくためには、相手視点に立ちフォローしていくことが必要です。
4.優秀なリーダーは数字に強い
今時なんでもデータとして数字で判断できるので、数字管理もリーダーの仕事です。
優秀なリーダーは数字に強く、メンバーのパフォーマンスを効果測定して改善していきます。
4-1数字管理もリーダーの仕事
リーダーの役目はチームとして利益を出すことです。
利益とは最終的に数字で判断されるので、リーダーは数字に強くなくてはなりません。
簡単な確率論や利益の種類、自社の財務諸表は理解しておきましょう。
数字に弱いと自分で思っている人は数学を学び直すことで、数学に関する苦手意識はかなり払拭できるので、数学を学び直してもいいかもしれません。
以下に大人の数学についてまとめましたので、こちらもご確認ください。
4-2数値化できれば計測できて改善できる
業務を改善していくには、業務のプロセスを分解して分けていき何に問題があるかを考えていくことが効果的です。
そしてチームとしての成果を上げる際に上手く数値化することができれば、効果測定することができるので、よかったら何がよかったのか、悪かったら何が悪かったのか判断でき改善していけます。
例えば新規営業であれば
アポイント数 成約数
部下にも数値で報告させることにより、部下の業務改善も客観的に行えるようになり、チームとして成果を上げていきやすくなります。
4-3未知のものでも目標を立てることがある
リーダーであれば新規事業や新店発足など前例のないことを挑戦することもあります。
その際に未知のことに対する目標設定が必要になってきますが、この目標をいいところに立てられるリーダーは強いです。
なかなか難しいですし一概には言えませんが、常にアンテナを高く張り、自社や自分の扱っているサービスに関連する情報は常に仕入れていきましょう。
今時インターネットになんでも情報は載っているので、情報を仕入れておくことで優秀なリーダーになっていけます。
社会人の情報収集法は以下の記事でまとめているので、優秀なリーダーを目指してるのであればこちらもチェックしてください。
一社員でもライバル企業や色んな情報をチェックすることで見えてくることもあるので、情報収集をぬかりなくやっていきましょう。
5.結果が出ていても学び続ける
分かってはいるものの常に意識していないと学ぶことはやめてしまいがちです。
特に結果が出ている時は、余裕ができるので勉強を辞めてしまう人が非常に多いです。
しかしリーダーは常に最新の情報を持ちながら、人や社会、業界について勉強していくことが大切です。
5-1最新情報を常に仕入れる
メンバーに指示をしていくことになるので、今の自分の業界がどうなっているか、自分の会社にはどんなサービスがあるのかを確実に理解してく必要があります。
メンバーに指示をしていくにあたって、情報はあればあるほど指示が正確になっていくので、情報収集をしていきましょう。
・業界誌
・SNS
・本
など情報収集は調子がいい時でも大切で、調子がいいからと言って怠けてしまうと、スランプに陥る可能性があります。
5-2人を動かすことについて学ぶ
人を動かすことについてはやってみて学んでいくことも必要ですが、自分で学んでいくことも大切です。
やっていって学ぶだけでは自分がやってみてとりあえず良かったことをずっとやっていくことになるので、あまり成長していけないでしょう。
しかし本でも他のリーダーの話でも学んで一つでも実行していくことでまた検証ができ上手く行ったら自分のものにするということをしてくと、リーダーとして成長していけるので、優秀なリーダーになっていきます。
本を読んだり人にアドバイスをもらっても行動に移さなくては意味がないですが、活かせないからと言って、本を読まないという選択をしていたら、優秀なリーダ―になれる可能性は低いです。
社会人でも常に学ぶ姿勢を忘れないようにしましょう。
【関連記事】圧倒的に結果を出せるリーダーやマネージャーになる人におすすめの本12選!
5-3学ぶ姿勢を忘れない
本やセミナーなども大切ですが、何も改めて何かしなくては学べないというわけではありません。
電車の広告から人の心に残る伝え方を学べますし、違う仕事をしている友達と飲んでいる時に思わぬヒントが得られるかもしれません。
意識の問題ではありますが、どんなことからでも学んでやるぞという気持ちを持っていくことで、常に学べるようになります。
アンテナを高く保って、色んな情報を当たり前と思わず吸収していきましょう。
5つの共通点を模倣して優秀なリーダーになろう
今回は、優秀なリーダーの共通点について紹介しました。
私が見てきた優秀なリーダーの共通点は以下になっています。
2.尋常ではない粘り強さがある
3.責任を持っており、人と違うことを恐れない
4.数字に強い
5.結果が出ていても学び続ける
優秀なリーダーといっても様々な人がいますが、優秀なリーダーは上記した内容をほとんど持ち合わせています。
今の時代は工夫次第で生産性は無限に伸びていくので、優秀なリーダーになりチームの生産性を上げ続けてください。