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事業立ち上げには様々な知識が必要
会社で新規事業を立ち上げたり、独立や起業をしようと考えた際にはさまざまな知識が必要になってきます。
基本的に事業を立ち上げるには、
- 何のサービスを取り扱うか
- どうやってサービスを広め(売って)いくか
といったことをしっかり決めていかないと、進んでいきません。
そのため、そこに向けて世の中がどうなっているかから、進出していこうと考えている業界はどうなのか、商品を売るためのマーケティングの知識が主に必要になっていくでしょう。
今回は、そういった事業立ち上げの際に必要な知識が学べる本を紹介していきます。
- 今ある事業がどのように立ち上げられたかのストーリーを知ることができる本
- どのようにして利益を上げていくかを知れる本
- 事業の戦略を考える際に役立つ本
などを紹介していくので、ぜひ参考にしていい事業を作っていってください。
1.Hot Pepperミラクルストーリー リクルート式「楽しい事業」の作り方
『Hot Pepperミラクルストーリー』は、日本一の事業会社と言っても過言ではないリクルートが、今よりもっとゴリゴリに営業や新規事業を行っていた時代の事業立ち上げについて書かれた本です。
今ではリクルートの基幹事業になっているHot Pepperですが、ここまで大きくなるのに色んな過程を経て大きくなっています。
本書ではそのリアルな事業立ち上げの成功の過程を知ることができるので、事業を立ち上げる際に何をやっていくか、どうしたらいいかといったことをイメージできます。
そのため「事業立ち上げって何したらいいかわからない」という方に特におすすめの本です。
「事業運営に必要な知識や方法はすべて入っていると言っても過言ではない」とまで言われている本なので、事業を作ることに興味がある方はぜひ読んでみてください。
2.なぜこの店ではテレビが2倍の値段でも売れるのか「でんかのヤマグチ高売りの極意」
知る人ぞ知るでんかのヤマグチは、非常に面白いビジネスモデルをとっていて、事業を立ち上げる際に非常に参考になります。
でんかのヤマグチは、家電販売を主にしている会社ですが、特に近所にターゲットを絞り、圧倒的な顧客志向を目指していて、呼ばれたら録画だろうが、簡単な水回りの修理だろうが行います。
そのため、遠くの親戚より近くのヤマグチなんて言われているくらい、近所の方からの信頼が厚いのが特徴の企業です。
ヤマダ電機などの2倍近い値段で家電を売っていますが、しっかり売れていて、業績をどんどん伸ばしています。
この本では、顧客志向とは何か、資金も人材も豊富にある大企業がいる中でも市場で生き残るにはどうしたらいいのかについて学べる一冊となっていて、事業運営における”差別化”について学ぶことができるでしょう。
3.マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則
ビジネス書でもトップクラスの実績と、信頼を得ている『マネジメント』ですが、すべての経営者が読んでいると言っても過言ではない本です。
マネジメントというと、管理職が人を動かしていく知識と感じるかもしれませんが、この『マネジメント』では、事業について、生産とは何か、社会とは何かということから知ることができます。
それこそ事業を展開していくのに、世の中を知っていくために必要な情報を手に入れることができるでしょう。
しっかり事業を作っていく、原理原則を知るため、事業を展開していくにはどのように情報収集していけばいいかを知るために、この本を読んでいくことをおすすめします。
4.ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
この『ザ・プロフィット』は、ビジネスでの利益の上げ方を23種類に分け説明しています。
事業は利益がすべてではありませんが、利益を出さなければ存続することができないので、世の中を良くしたり、人の役に立つことができないでしょう。
この本は、その事業の利益の上げ方に特化したものになっているので、どんな事業をやっていくか決めた後に必要な知識になってきます。
中には一見類似しているものもありますが、その違いを明確にし、自分のビジネスに繋げていくヒントを得ることができるでしょう。
主人公に対して授業形式で書かれているので、とても読みやすく、宿題付きで数字にも強くなれます。
「どうやって事業を大きくしていけばいいかわからない」「なかなか利益が付いてこない」という方はぜひチェックしてください。
5.俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方
本の題名の通り、ぶっちぎりの競争優位性を維持している俺のイタリアンシリーズ。
この本を読むと、俺のイタリアンシリーズがどのようにここまで発展したのかを知ることができ、以下のことを実例から学ぶことができます。
- 他人(他社)がやらないことをやる
- 他社が簡単に追随できないように、念密に論理で計算された戦略
- 利他の心を持ち従業員もお客様も幸せにする
- 良いものを安く提供する
事業をやっていくにあたって誰もが目指していることが全て入っていると言っても過言ではないので、ビジネスを加速させていくのにも参考になります。
6.ビジネスモデルを見える化する ピクト図解
この『ピクト図解』では、ビジネスモデルを学べるので、どういう風に利益が出るのかといった点を実例から学ぶことが出来ます。
また事業がどこから利益を出しているのか分かるようになるので、世の中の見方も鋭くなり、どういった事業をしていくといいか、どのように事業を進めればいいかといったことが分かるようにもなっています。
世の中の事業について知ることができれば、ちょっとしたCMやニュースなどのちょっとした情報からも学べるようになるので、ぜひこの本を読んで情報感度を高めてください。
7.ブルーオーシャン戦略
ブルーオーシャン戦略とは、ビジネスでは「競合の少ない市場」を表し、この本では、その競合の少ない市場で生きていく方法を紹介しています。
ブルーオーシャンを見つけることができれば、無理なく事業を伸ばしていくことができるでしょう。
またこの本では、ブルーオーシャンの創造の仕方から、そのブルーオーシャンに人が押し寄せてレッドオーシャンにならない方法までを知ることができるので、戦略論として優れた本です。
世界43か国で350万部以上売れていて、世界的に人気が高く、どの事業にも使える知識が詰まっているので、事業の戦略を考えていく際に、ぜひ読んでみてください。
8.営業 野村證券伝説の営業マンの「仮説思考」とノウハウのすべて
事業を立ち上げるにあたって営業活動ということは必ず必要になってくるでしょう。
そういった際におすすめの本がこの「営業」です。
著者が野村証券でぶっちぎりトップの成績をとってきた経験、ベンチャー企業の経営者としても営業に携わり、10年以上の実績から営業について書かれた本です。
この本には、営業で成果を上げるために具体的にどういう行動を取ってきたか、どういう行動をとればいいかということを学ぶことができるので、新規事業で営業をする、営業を指揮する方にとって必読の本となっています。
上手い営業ができることで、圧倒的なスピードで事業を大きくしていくことができるので、ぜひこの本を読んで、営業の力を身に着けたり、営業力を身に着ければ何をしていけばいいかを知っていってください。
9.経営学
『経営学』は、当時絶対に儲からないと言われていた個人宅配の市場を開き、宅急便という形で人々の生活を変えた「ヤマト運輸」の元社長小倉昌男氏による、経営についての本です。
小倉氏は、「学習する起業家」と言われ、非常に勤勉なことで知られていますが、この本では、どのように勉強したか、どこからヒントを得ていたのかといったことを知ることができます。
そのため事業を大きくしていくための情報収集の仕方を知ることができ、今後の情報収集の質を上げていくことができるでしょう。
また小倉氏は決断力も優れていたと言われ、大口の取引先であった松下電器と長期にわたる取引を解消したり、運輸省相手に訴訟を起こしたりなど、事業運営に必要な決断力のヒントを学ぶこともできます。
事業を成功させるための勉強の仕方、決断力について学びたい方はぜひこの『経営学』を読んでみてください。
事業立ち上げのために本から学んで知識を身に着けよう
今回は、新規事業を立ち上げる方、起業や独立をされる方におすすめの本を紹介しました。
事業を立ち上げたり新しいことを始める際にはそのことを実際にした本を読むか、人に聞くのが一番成功しやすいです。
実際に事業を立ち上げた人が周りにいれば、その人に話を聞きながら、本でも知識を身に着けていくことで、事業を成功させることができるでしょう。
今回紹介した本は、どの本も事業に必要なことを学ぶことができ、全部読むことで様々な角度から事業を大きくしていくことについて学ぶことができるので、あなたの事業を成功に導いてくれます。
また事業を立ち上げる力は市場でもかなり重宝されるので、しっかり身に着けていきましょう。